「頑張っていれば必ず誰かが見ている」ということ

読書くらぶ

更新日 2020.09.18
公開日 2014.09.16
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 『いつも君のそばにいるよ』は、主人公スターリィマンが悩みを持つ人に対して「夢」や「希望」といった風船を渡していくお話。すごく温かいお話で心に染みた。

 この本のストーリーは、主人公が一匹の猫を拾うところから始まる。このことがきっかけで主人公と猫は一緒に旅をする。道中、何かに悩んでいる人や、壁に打ち当たっている人に次々と出会い、「夢」や「希望」を乗せて風船を渡していく。風船を手にした人たちにはチャンスが訪れ、彼らは皆困難を乗り越えていく。

 まず、自分が感じたことは、「頑張っていれば必ず誰かが見ている」ということ。仕事上ではもちろん、生きている上で壁に打ち当たる時もあるし、どう頑張ってもめげてしまうこともある。そんな時に、「誰かが見ている」と思うことで、勇気が湧いて頑張っていけるのではないかと思った。

 次に思ったことは、「困難が起きた場合、些細なきっかけで乗り越えることができる」ということ。この話に登場する「悩みを持つ」人たちは、スターリィマンからもらった風船を“きっかけ”に、自分の行動を変えていく。もちろん現実ではこんなことは起きない。そこで大事なことは、「風船」の変わりになる「きっかけ」を自分の中で見つけていくことが大事だと思った。

 生きていく上で、誰にでもある悩み。その悩みを解決していくために、自分の中で「風船」を見つけていき、行動を変えて解決に向かっていくことが大事だと学んだ。また、自分は、スターリィマンのように頑張っている誰かを見守って、夢や希望を与えられるうような人間になりたいと感じた。

 

小山田/男性/20代

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作品紹介

『いつも君のそばにいるよ』

イラスト&メッセージBOOK。主人公スターリィマンによる「希望」「元気」「勇気」「夢」「愛」「友情」「未来」「信頼」「幸せ」の9つの風船を届ける旅を通じて、読む人に生きる希望と夢を与える創作絵本(自己啓発小説)。
はせがわ芳見・著/はせがわいさお(絵)
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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