「霊感」や「霊能力者」と聞くと、少し胡散臭く感じたり、不信感を抱く人もいるのではないでしょうか。正直なところ、私もその一人でした。しかし、この本を読んでほんの少し考え方が変わりました。
筆者曰く、「霊感」とは別の言葉に置き換えると「直感」であり、誰もが持っている能力なのだといいます。私たちは日頃、「なんとなく○○な気がする」という直感を、「気のせい」という一言で片づけてしまいがちです。しかし、そこには何らかの目に見えないエネルギーが働いているからこそ、私たちは直感的に反応してしまうのだそうです。つまり、霊感とは、気を感じ取る直感であり、誰にでも備わっている本能なのです。そして、その何らかのエネルギーによる自身の直感を信じ、コントロールすることで、心を豊かに保ち自身の幸せに繋がるのです。そして、直感は自然と触れあうことで磨かれるのだ、と筆者は語っています。
例えば、人はネガティブになり、悲観的になり始めると、なかなかその負の連鎖から抜け出せません。そんな時こそ、自然と触れ合い、ポジティブなエネルギーを感じるのもいいかもしれません。そうすることで、視点を変えてみるのもいいかもしれません。自分の幸せな人生をデザインするには、自分のマイナス思考を変えて、しっかりと内面と向き合い、意識的に五感を活用しコントロールする必要があります。
最後に、筆者は「スピリチュアリティーで生きる方が絶対に幸せだ」ということを述べているのですが、確かにそうかもしれない、と思いました。五感を通して、自身の内面と向き合い、自分らしい人生を自分でデザインしていくことができるようになれば、少しでも幸せに近づくことができるのかなと思いました。
岩橋里奈/女性20代
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作品紹介
幸せな未来のためには、魂からのメッセージに耳を傾けることが大切。しかし、潜在意識のフィルターが曇っていると、上手く受け取れなくなってしまう。本書では、魂からのメッセージをしっかり受け取り、本来の自分として幸せにに生きるための方法を教えます。
上地一美・著
定価:本体1,300円+税/学研プラス
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