「ヤル気のある日はいいのですが、ヤル気のない日があって、この波をなんとかしたいんですけど」と、相談されることがあります。
波があるのは当たり前です。
それが普通です。
「いつも一定にしたい」という時点で、ムリがあります。
ヤル気のある日は、いつもより少し多めにして、ヤル気があまり出ない日は、いつもより少なめにするという調整をしていくのが、仕事の仕方です。
全体をならすと、ヤル気のある日ばかりが続く、ヤル気のない日ばかりが続くということはありません。
ヤル気のある日とヤル気のない日の比率が変わるだけです。
春夏秋冬や昼と夜があるように、ヤル気のある日とヤル気のない日は交互にやってきます。
「いつもヤル気を出さなければ」と考える必要はないのです。
毎日、ヤル気を出さないといけないと考えると、ヤル気のない日は、ダメな自分じゃないかと、ストレスでエネルギーを消耗してしまいます。
ムリにヤル気を出そうとすることでも、さらにエネルギーを消耗します。
ヤル気の出ない日なのではなく、ヤル気を貯める日なのです。
(※この連載は、毎週月曜日・全8回掲載予定です。次回は1月22日掲載予定です。)
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
大人気の中谷彰宏「うまくいくシリーズ」。「頑張り方」を変えるだけで、仕事も、人間関係も、恋愛も、楽しめる方法を伝授。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 断られたのは、相手の状況にマッチしていなかっただけ。
- 体のメンテをする。
- ガマンするより、SOSを出せるようになる。
- ヤル気は、1つずつすることで、湧いてくる。
- 起きてすぐ全速力にすると、クルマも人も、壊れる。
- 「こんなに頑張っているのに」が、しんどくなる。
- ヤル気のある日とヤル気の出ない日があっていい。
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