ヤル気のある日と ヤル気の出ない日があっていい。

中谷彰宏『頑張らない人は、うまくいく。』セレクション

更新日 2020.07.17
公開日 2018.01.15
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「ヤル気のある日はいいのですが、ヤル気のない日があって、この波をなんとかしたいんですけど」と、相談されることがあります。

波があるのは当たり前です。

それが普通です。

「いつも一定にしたい」という時点で、ムリがあります。

ヤル気のある日は、いつもより少し多めにして、ヤル気があまり出ない日は、いつもより少なめにするという調整をしていくのが、仕事の仕方です。

全体をならすと、ヤル気のある日ばかりが続く、ヤル気のない日ばかりが続くということはありません。

ヤル気のある日とヤル気のない日の比率が変わるだけです。

春夏秋冬や昼と夜があるように、ヤル気のある日とヤル気のない日は交互にやってきます。

「いつもヤル気を出さなければ」と考える必要はないのです。

毎日、ヤル気を出さないといけないと考えると、ヤル気のない日は、ダメな自分じゃないかと、ストレスでエネルギーを消耗してしまいます。

ムリにヤル気を出そうとすることでも、さらにエネルギーを消耗します。

ヤル気の出ない日なのではなく、ヤル気を貯める日なのです。

(※この連載は、毎週月曜日・全8回掲載予定です。次回は1月22日掲載予定です。)

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

頑張らない人は、うまくいく。
自分の成長を楽しむ57の方法

大人気の中谷彰宏「うまくいくシリーズ」。「頑張り方」を変えるだけで、仕事も、人間関係も、恋愛も、楽しめる方法を伝授。
定価:本体1,300円+税/学研プラス

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