いい女は、 「なんで」より 「どうしたら」の会話が多い。

中谷彰宏『魅惑力』セレクション

更新日 2020.07.20
公開日 2015.02.26
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 「なんで○○なの」は、前へ蹴る言葉ではなく、後ろへ戻す言葉です。
 いい女は、「なんで」より、「どうしたら○○できるか」という前へ進める言葉が多いです。
「なんでもっと会ってくれないの」「なんで昨日メールくれなかったの」よりは、「どうしたら会えるかな」と言うことです。
 そうすれば相手も「短い時間しかないけど、ここでお茶する?」と言えます。
「なんで会ってくれないの」と言って、相手に「なぜならば」と言わせるのは問い詰めです。
 相手を追い込まないことです。
「なんで○○なの」は詰問で、叱っていることになります。
「なんで私はモテないんだろう」と言う人は、そんなことを言っているからモテないのです。
「どうしたらモテるんだろう」と考えるほうが重要です。
「どうしたら私はモテるんですか」という質問なら答えられます。
 過去へ向かう人と未来へ向かう人とに、方向が分かれるのです。

 いい女は、必ず未来へ向かっています。
 魅惑力のない人は、過去へ向かっています。
 たとえば、今、恋人がいない人が相談に来ました。
「なんで私は恋人がいないんでしょう」と聞かれて、その理由を36個並べてもハッピーな会話にはなりません。
「どうしたら私はモテるんでしょうか」という会話のほうが未来の話で楽しいです。
「なんで私はモテないんでしょう」と聞く人に、「理由は簡単だよ。そんなこと言っているからだよ」と言うと、「なんでそんなこと言うんですか」と言われます。
「なんで」と言う人は、「なんで」が延々と続いてだんだん怒り始めます。
「どうしたら」と言う人は怒りません。
 具体的な話をすると、イライラしたりキレることはありません。
 言っていることは似ていますが、ベクトルが過去へ向かうか未来へ向かうかの違いです。

 理由より、作戦を考えることが大切です。
 占いに行って過去の話ばかり聞きたがる人は、アドバイスの求め方を間違っています。
 占いでは、「どうしたら私はモテるか」と聞けばいいのです。
「なんで私はモテないか」と聞くと、「あなたは前世でこうだったから」と言われて、「ああ、やっぱり」となります。
 それでは立ちどまっているのと同じです。
 立ちどまっている人に、魅惑力は感じません。
 未来へ向かっている人にこそ、魅惑力を感じるのです。

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

魅惑力
一瞬で、人を虜にする女になろう。

年齢を重ねても魅力的な女性でいるために身につけたい「女子力」を提案する第3弾。異性だけでなく同性もひきつけたい女性、幸せもキレイも手に入れたい女性、華のある人になりたい女性に向けて。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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