断られたのは、相手の状況に マッチしていなかっただけ。

中谷彰宏『頑張らない人は、うまくいく。』セレクション

更新日 2020.07.17
公開日 2018.02.26
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 頑張っている人は、「断られること」に対して弱いのです。
 断られる理由はたくさんあります。
 間違った頑張り方をする人は、思いどおりの結果が出なかった時に、「原因は自分が嫌われたからだ」と考えます。
 自分を悪者にしたり、自分のダメさを基準にするのです。
 正しい頑張り方をする人は、思いどおりの結果が出なかった原因を状況の中に探します。
「明日早いんだな」「勝負下着じゃないんだ」というのは状況です。
 たまたま今日この場で相手の状況が、今自分が提案していることにマッチしていなかっただけです。
 ということは、状況が変われば、まだ可能性が残っていると考えられます。
 間違った頑張り方をする人は、「嫌われたら別の手段がない。終わりだ」と考えます。
 選択肢がなくなるのです。
「もう何やってもダメじゃん。それなら最初から嫌いだと言ってくれればよかったのに」という展開になります。
 たとえ断られても、「自分が悪いのではなくて、状況の問題にすぎない」と考えるのが、正しい頑張り方なのです。

(※この連載は、毎週月曜日・全8回掲載予定です。次回は3月5日掲載予定です。)

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

頑張らない人は、うまくいく。
自分の成長を楽しむ57の方法

大人気の中谷彰宏「うまくいくシリーズ」。「頑張り方」を変えるだけで、仕事も、人間関係も、恋愛も、楽しめる方法を伝授。
定価:本体1,300円+税/学研プラス

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