間違った頑張りの人には、リスペクトがありません。
正しい頑張りの人には、リスペクトがあります。
リスペクトがあると、頑張らなくても淡々とできます。
習いごとは、自分が習っている先生にリスペクトがあると、「よし、今日も頑張ってお稽古に行くぞ」とは思いません。
「今日もあの先生のところにお稽古に行ってまいります」と、淡々と行くだけです。
先生へのリスペクトがない人は、「技を身につけてうまくなりたいけれども、今日も行かなくちゃいけないのか。頑張らねば。ヨイコラショ」と行きます。
先生へのリスペクトで動いている人は、「すごい尊敬している先生だから、お会いするだけでもいい。気持ちがすがすがしくなる、こんな人がいるんだ」という気持ちで、淡々とできるのです。
「頑張らないと会いたいと思わない」というのは、先生へのリスペクトで動いていません。
「正しい頑張り」と「間違った頑張り」の違いは、リスペクトがあるかないかが分かれ目になります。
仕事や上司に対してリスペクトがある人は、頑張らなくても仕事ができます。
仕事や上司にリスペクトがない人は、頑張って仕事をする必要があります。
リスペクトがない分、別のエネルギーをブオンブオンとふかすのです。
リスペクトは、引力があります。
リスペクトがあることは、フワーッと浮き上がる感じで、吸い寄せられるようにできます。
そこにエネルギーのふかしは必要ありません。
どんなことも、ムダな力を使うより、リスペクトで吸い寄せられるようにすることが大切なのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
大人気の中谷彰宏「うまくいくシリーズ」。「頑張り方」を変えるだけで、仕事も、人間関係も、恋愛も、楽しめる方法を伝授。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- リスペクトがあることは、 頑張らなくても、淡々とできる。
- 断られたのは、相手の状況にマッチしていなかっただけ。
- 体のメンテをする。
- ガマンするより、SOSを出せるようになる。
- ヤル気は、1つずつすることで、湧いてくる。
- 起きてすぐ全速力にすると、クルマも人も、壊れる。
- 「こんなに頑張っているのに」が、しんどくなる。
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