個人的な意見が、強い。

中谷彰宏『チャンスをつかむプレゼン塾』セレクション

UPDATE 2020.07.20
公開日 2016.10.19

 レストランでオススメのデザートを聞くと、シェフに「オススメは、当店自慢の○○でございます。私個人的には、△△が好きです」と言われました。
 それを聞いたお客様は、「じゃあ、△△にします」と言いました。
 お店のオススメより、個人的意見のほうが圧倒的に影響力が強いのです。

 取材に来た人でも、インタビューが終わったあと、ライターとしての自分を相手に売り込んでおくと、別の仕事の依頼につながる可能性があります。
「これは取材とは関係ないんですが、個人的なことを伺っていいですか」と言われると、取材された側はインタビュアーを覚えます。
 たとえば、講演をする前に控え室に、「今日、中谷さんのお話を聞くのを楽しみにしていました。会場はこちらです」と案内の人が来ました。
 会場へ移動するために乗ったエレベーターの中で、
「せっかくだから、個人的な質問があったらここで聞いておこうか」
「いいですか。すごい個人的な恋愛ごとなんですけど……」
 というやりとりで、アドバイスをした人のことは記憶に残ります。
 ところが、「何か個人的な質問ある?」と聞いた時に、「ありません」と言われたら、「『楽しみにしていた』という言葉はなんだったんだろう」と思います。
 個人的な意見を言うことで、チャンスをつかめるのです。

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

チャンスをつかむプレゼン塾
心を動かす伝え方63

プレゼンは、チャンスをつかむきっかけ。自分のアイデアをどう提案して、夢を実現していけばいいのか?を紹介する。
定価:本体1300円+税/学研プラス

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