つまらない話は、企画の提案でも説明が長いです。
チャンスをつかめるプレゼンは、説明をしません。
そのかわり、描写があります。
「説明」は、文字だけで箇条書きすることです。
「描写」は、絵を一発で見せることです。
いかに説明を短くして、描写できるかです。
カギカッコでの会話は、描写です。
「女房が『洗濯物出しておいても大丈夫かな』って言うんだよな。『このぶんだと大丈夫だよ』って、洗濯物を一応見に行ったんだ」というのは、セリフが入っています。
これが、描写です。
UFOの話は、「新月で星がきれいな夜だった」と説明から入る必要はありません。
それなのに、なんとなく舞台設定ができ上がっているのです。
「○○して、△△している時に、××していた」というのが説明です。
聞き手は、説明をされるとかったるくて、話が頭に入らないのです。
関西人の会話は、全編カギカッコです。
関西人の話は、リアルに映像が浮かぶのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
プレゼンは、チャンスをつかむきっかけ。自分のアイデアをどう提案して、夢を実現していけばいいのか?を紹介する。
定価:本体1300円+税/学研プラス
バックナンバー
- うな重のふたは、 同時にあける。
- 個人的な意見が、強い。
- アシストが、ゴールを決める。
- 話し手からの質問が、 聞き手を遠ざける。
- ロジックが、世代を超える。
- まず1人、 熱狂的な支持者をつくる。
- プレゼンとは、 ちょっといい提案だ。
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