絵本作家・片山健さん絶賛! 片山令子さんの遺作となった絵本が発売。春のひだまりのような心温まるストーリー
『おねぼうさんはだあれ?』
「文も絵も、一点のくもりもない!」――絵本作家・片山健さんも絶賛した、詩人で絵本作家・片山令子さんの遺作『おねぼうさんはだあれ?』が発売となりました。春の読み聞かせにぴったりの優しさあふれる絵本です。![](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
もくじ
絵本作家・片山健さん絶賛! 2018年に他界した片山令子さんが遺した春の絵本
片山健さんといえば、「コッコさん」シリーズ(福音館書店)などで知られる人気の絵本作家。片山令子さんは詩人・絵本作家で、片山健さんの妻でもあります。共著に『たのしいふゆごもり』『おつきさまこっちむいて』(ともに福音館書店)などがあり、いずれもおおらかで詩情あふれる世界が魅力的です。
本書は、うさぎのミミナちゃんが、冬ごもりから起きてこない友だちを起こしにいくという、春のひだまりのような優しさあふれるお話。片山令子さんは2018年春、あずみ虫さんがラフ第1稿を描き、構成やテキストがほぼ完成というところで他界されました。「あずみ虫さんにお願いして本当によかった」「早く完成した絵が見たい」という言葉を残して。それから2年、あずみ虫さんの原画が仕上がったとき、絵本の完成を心待ちにしていた片山健さんから、絶賛する手紙が届きました。
![「片山健さんから届いた手紙」画像](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲片山健さんから届いた手紙
ミミナちゃんをはじめとする動物たちの素朴な表情や、気持ちの宿ったぴんとした手足など、生き生きとしたところが素晴らしいという喜びの声でした。
ふとんから出たくないのは、人間も動物も同じかも?
ミミナちゃんが起こしにいっても、起きる気配がないフワくんたち。暖かい寝床から出たくないのは、人間も動物も同じですね。親なら我が子のふとんをひっぺはがしたくなりますが、優しいミミナちゃんは、花束をそっと枕元においていきます。やがて友だちは花の匂いで目を覚まし、もうひとつ懐かしい匂いがすることに気づいて……。フワくんたちを起こしたのは友だちの匂いだったという、春のひだまりのような優しい物語です。本書をお子さんと読んで、「春がきたら動物たちが冬眠から目覚めるんだよ」「春になったらお散歩でシロツメクサ探してみようね」など、声をかけてあげられたらすてきですね。
![「花を摘みながら、友だちを訪ねるミミナちゃん」](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲花を摘みながら、友だちを訪ねるミミナちゃん
![「枕元に花束を置いていきます」紙面](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲枕元に花束を置いていきます
![「やがて花の匂いで目を覚ますくまのフワくん。花のほかにも何か匂いがすることに気づいて」紙面](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲やがて花の匂いで目を覚ますくまのフワくん。花のほかにも何か匂いがすることに気づいて……
![「懐かしい匂いをたどっていったら、ミミナちゃんが」紙面](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲懐かしい匂いをたどっていったら、ミミナちゃんが!
アラスカなどの森を取材し、作品を描いたあずみ虫さん
![「アラスカ滞在中のあずみ虫さん」画像](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲アラスカ滞在中のあずみ虫さん
絵を担当したあずみ虫さんは、アルミ板をカッティングする技法で活躍するイラストレーター・絵本作家。その技法は、産経児童出版文化賞美術賞を受賞するなど注目を浴びています。あずみ虫さんは本書を描くにあたり、アラスカや山梨の森を取材しました。アラスカでは、滞在先の家の前を野生のくまが横切ったこともあったとか。2019年夏に一度は絵を仕上げたものの、森のなかで暮らすうち「片山令子さんが書きたかった生き生きとした春の森が描けていない」と感じ、ほとんどの絵を描き直しました。また山梨の山を案内してくださった方に、早春の山ではこんな草花やチョウが見られるというアドバイスを受けながら、ぎりぎりまで修正を重ねました。おおらかでありながら森の雰囲気がしっかりある作品が生まれたのには、こうしたところに秘密があるのかもしれません。
![「あずみ虫さんが取材したアラスカの森」画像](https://gkp-koushiki.gakken.jp/wps/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲あずみ虫さんが取材したアラスカの森
児童書専門店の書店員・店長さんからも絶賛の声が届いています!
・ミミナちゃんが寝ちゃうところがおまぬけで可笑しいですね。どっちがおねぼうさんよーって感じ。そして何よりあずみ虫さんの絵が、これまでになく開放感があります。こどもが絵本にすーっと入っていける気がします。(東京・銀座 教文館ナルニア国 菅原さん)
・ミミナちゃん、とーってもかわいいですね!(表紙をなでなで)フワくんたちもみんな幸せがいっぱいという感じですてきです。(東京・大田区 児童書専門店ティール・グリーン in シード・ヴィレッジ 種村さん)
・北海道はまだ吹雪のところも多いんですが、一足早く春を運んでくれるお話。匂いを取り入れている珍しい絵本となっていますね! とても好評です。あずみ虫さんの絵もとっても魅力的です。(北海道・札幌 ちいさなえほんや ひだまり 青田さん)
商品の紹介
■書名:『おねぼうさんはだあれ?』
■文:片山令子
■絵:あずみ虫
■発行:学研プラス
■発売日:2021年2月18日
■定価:本体1,400円+税
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