2020年度からは、小学校でもプログラミング教育が必修となることが決定されました。小学校入学前や低学年のお子さまを持つ保護者の方は、「子どもにパソコンをさせなくちゃ!」「パソコンはいつから始めれば良いのだろう?」などと、焦ったり悩んだりしていらっしゃるのではないでしょうか。

 子どもがパソコンを始めるのにふさわしい時期についての基準はありません。しかし、お子さまが興味を持てるなら、できたら早い時期からパソコンに慣れたほうが良いでしょう。ただ、おもちゃのようにパソコンを与えるだけでは、お子さまも何をして良いかわからないと思います。

 そこで、お絵描きやプログラミングなど、親子で遊びながらパソコンに慣れる使い方をご紹介します。

小学校入学前や低学年のお子さまにおすすめ! パソコンでお絵描き

 子どもにパソコンを使わせているけれど、お気に入りのアニメや動画を見せたり、ゲームをさせたりしているだけという方も多いと思います。そのような保護者の方におすすめの使い方が、パソコンを使ったお絵描きです。

 クレヨンでお絵描きするように、線を描いたり、色をつけたりと、自由にのびのびとお絵描きさせましょう。お互いの似顔絵を描くなど、親子で一緒に楽しむことで、パソコンに興味がなかったお子さまも興味を持つようになります。

 また、パソコンでお絵描きをしながら、小さなお子さまでもマウスの使い方や文字の入力など、一通りの操作を自然に覚えることができます。描いた絵がアニメのように動き出すソフトなど、お絵描きソフトは無料から有料のものまで、さまざまな種類が揃っています。ぜひ、お子さまと一緒にパソコンでお絵描きを楽しみましょう。

グーグル・アースで世界を旅する

 出張先やお出かけ先などで、ストリートビューで目的地までの道のりを確認するなど、仕事やプライベートで利用している方も多いグーグル・アース。マウスの操作だけでどんな場所にも自由自在に移動できるので、小さなお子さまも興味津々でパソコンにくぎ付けになります。まずは、自宅や親戚の家、通っている幼稚園や小学校を探すだけでも、お子さまは夢中になってしまうでしょう。

 実は、グーグル・アースには目的の場所を探すだけでなく、世界中の名所を専門家のガイド付きで冒険できるVoyager(ボイジャー)という機能があります。例えば、タンザニアの国立公園の中でチンパンジーを観察したり、海中でホオジロザメやジンベイザメを探したり、NASA(ナサ)の施設内を覗いたりもできます。

 また、世界中にいるセサミストリートのマペットたちに出会えるツアーもあり、小学校入学前のお子さまにもおすすめです。

 そのほか、世界各地の火山を探索したり、富士山の頂上からの眺めを360°楽しんだり、日本の隠れた名所を巡ったりするなど、世界中のいろいろな場所を冒険することができます。自然や旅行、歴史などのジャンルに分かれていて、中学年から学ぶ理科や社会科に役立つ知識も身につけられます。また、グーグル・アースを活用した授業を行う小学校もあるので、ぜひグーグル・アースをお子さまと一緒に使いこなしてみましょう。

プログラミングに挑戦 小学校低学年から

 プログラミング教育が小学校でも必修化されるということで、お子さま向けのプログラミング教室などが注目されています。プログラミング教育の開始に向けて事前準備をしたいけれど、「小学校低学年の子どもには、まだプログラミングは難しいかも?」、「教室に通わないといけないのかしら?」と、悩んでいる保護者の方もいらっしゃると思います。

 最近では、Scratch(スクラッチ)など、教室に通わなくても小学校低学年からプログラミングを学べるWebサービスがたくさんあります。特別な言語や用語を使わずにマウス操作だけで、「物事を順序立てて考える」というプログラミングに必要な論理的思考力を身に付けることができます。ゲームのように遊び感覚で学べるので、お子さまが興味を持つようでしたら、チャレンジさせてみてはいかがでしょうか。

 お子さまと一緒にプログラミングを楽しんだり、お子さまが作ったゲームで遊んだり、その成果をほめたりすることで、お子さまは達成感を得て、よりプログラミングに対する探求心を深めてくれるでしょう。

「子どもにパソコンを使わせると、有害なサイトから悪影響を受けたり、被害に遭ったりするのではないだろうか」という不安から、パソコンの利用を禁止したり、制限したりする方もいらっしゃいます。しかし、ご紹介したようにパソコンの利用方法は、動画の視聴やネットサーフィンだけではありません。パソコンは、「習うより慣れろ」とも言われます。まずは、お絵描きなど、お子さまがパソコンに興味を持ち、楽しみながら自然に慣れる使い方から始めてみてはいかがでしょうか。

ライター 岩田園絵
 プログラミングや英語、ピアノ、ゴルフなどの教室や体験学習に奔走しつつ、子育てに力を注ぐママライター。高校生と小学生の子どもと忙しい日々を過ごす。暮らし、医療、グルメなどさまざまなジャンルの記事を執筆。

※このコラムは、「ガッケン!ハッケン!学研ゼミ 保護者のよみもの ハッケン!みっけ!」に掲載されていたものです。