【みんなの質問】

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これも、たくさんの方から寄せられたご相談です。

「“自分より上”だと思う人には丁寧な態度なのに、

私に対しては上から目線で話してくる人にイラッとします。

恐らく、その人は私のことを“自分より下”

だと思っているのでしょう。悔しくてたまりません」

一人さん、この悔しさを、どう処理すればいいでしょうか？

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A．一人さんの答え

 

　人は、勝てる相手に対しては悔しさを感じるけれど、とうていかなわない相手には、悔しさを感じないものなんです。

　悔しいと思うのは、その相手を抜けるサインなんだよね。

 

　例えば、あなたがテレビで相撲を観るとします。横綱が相手力士を投げ飛ばしているんだよね。それを観ても、あなたは悔しいと思わないでしょ（笑）。

　シルク・ドゥ・ソレイユ（カナダ発の大サーカス団）で、びっくりするくらい身体が柔らかい人や、ものすごく高いところで空中ブランコに乗っている人を見て、悔しいって思うかな？　すごいなぁと感心することはあっても、悔しいという感情は湧いてこないよね。

 

　悔しいと思った相手には、必ず勝てるんです。悔しいという感情は、「あなたなら、もっと上を行けるよ」というサインなんだ。

　ムカッとしてないで、「この人は私に負けるということだな」と思って、ちょっと努力してごらん。この人に勝つぞって、楽しく挑戦するの。そうすれば、すぐに抜けるんです。

　悔しさは、自分を成長させるチャンスなんだ。

　感情をどう処理するか悩むより、行動すること。それが神様の望むことだよ。

 

 （※この連載は、12月18日～12月25日まで、毎日10：00配信予定です。全８回）

☆もっと詳しく知りたい方は→『斎藤一人 日々の幸福論 型破りで温かい４９の問答集』

 

鈴木 達矢 (すずき たつや)

 

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

 

作品紹介