算数の中で、つまずきやすいテーマといえば、立体と分数です。
 でも、このカラフルでしかけのたくさんつまった『さわって学べる算数図鑑』なら、この二つのテーマはもちろんのこと、たし算、かけ算や、図形まで、頭の中で考えるだけでは難しいことが、直感的にわかるようになります。
 めくったり作ったりというしかけを通していろいろなことを体感し、視覚的に捉えて理解ができるのです。遊びながら算数に親しめるような工夫にあふれています。

さわって、組み立てて…3Dで「立体」が学べる!

 たとえば、「形」のページ。
 平面の展開図が描かれているだけでなく、実際に手を動かして立方体を作ってみることができます。
 想像するだけでなく、しかけをいじることで脳を刺激し、「こういうふうになっているんだ!」と理解できるのです。

 また、立方体だけでなく、他の立体を作るページも。
 まだ立体の概念がわからなくても、さわって組み立てていくだけで、直感的に理解し、空間認識能力が身につきます
 立体図形が苦手なお子さんにもぴったり。
 実際に作ってみると「できた!」「わかった!」という達成感を得られそうです。

しかけをさわって、目で見て…「分数」が学べる! 

 苦手意識を持ってしまいがちな分数も、わっかのしかけを回したり、めくったりと遊びながら、視覚で捉え、意味を理解することができます

 分数に関しては、いろいろな見せ方で説明をしています。
 たとえば、1/6+1/6は2/12ではないなど、間違えやすい分数の問題も、しかけをめくりながら体感することができ、理解を助けます
 このように手を動かしながら、「分数とは何か」というのが一度理解できれば、勉強が進み、通分や約分の課題に発展した時でも、ただ単に計算方法を暗記する必要はなく、応用もできるでしょう。

 以下のように、1/3と1/6+1/6が同じであり、1/2と1/6+1/6+1/6が同じであることも、しかけをめくって重ね合わせることができるので、体感的に理解できます。

「算数大好き!」な子どもを育てる図鑑

 本書を監修しているのは、「算数大好き」を広めている朝倉仁先生。
 先生によると、「算数ができる子どもたちは数を量や重さで感じるなど、算数を違う形で理解している」のだそう。
 動かす、開ける、組み立てるなど体験・体感をすると、深い理解ができるのです。学年が上がって内容が複雑になったからといって、毛嫌いすることなく取り組めるようにもなります。

「子どもの安全・安心、健やかな成長発達に役立つデザインを顕彰する」第9回キッズデザイン賞を受賞した本書は、すべての文字にルビがついているので小学校低学年のお子さんでも一人で読めます。
 まだ、「算数」を学習する前の小さなお子さんにも、すでにかけ算や分数に取り組んでいるけれど、さらに理解を深めたいという小学生のお子さんにもおすすめです。

【監修者略歴】

朝倉仁(あさくらひとし)
 長崎県生まれ。朝倉算数道場主宰。大手進学塾講師を経て、楽しい授業を通して算数が大好きな心を広める「朝倉算数道場」を主宰。灘中学に合格した教え子は500人以上、算数オリンピックで上位入賞を果たした教え子も多数。著書は『ラクして笑って灘、開成――算数の神様、手抜き中学受験のススメ』など。

商品の紹介

■書名:『さわって学べる算数図鑑』
■監修:朝倉仁
■発行:学研プラス
■発売日:2015年2月5日
■定価:本体2,200円+税

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