神様に好かれることを考える前に、 まず嫌われることをしない①

斎藤一人・高津りえ『斎藤一人 神様にかわいがられる豊かで幸せな生き方』セレクション

更新日 2022.11.14
公開日 2018.01.18
  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest

高津りえ(以下、りえ)

一人さんも、「どうしたら、神様に好かれますか?」って、よく聞かれると思うんですけど、そういうときは、どう答えていますか?

斎藤一人(以下、一人)

「好かれることを考える前に、まず嫌われることをやめよう」って言うね。

「世間から嫌われているけど、神様からはかわいがられる」ってことは絶対ないの。反対に、「神様にはかわいがられているのに、世間からは嫌われている」ってこともない。

まずは、自分にいやなことをしない。そして、人にもいやなことをしない。そこからだね。

りえ

そうですね。好かれることを1つやったとしても、嫌われることを2つやったらマイナスですからね。

私は、よくお弟子さんからの相談に、「一人さんや私が、そうするかよく考えてみて」って言うんです。やらないと思うならやめたほうがいいわねって。

一人

うん。なにかするときには、これは神様や人から嫌われる言動じゃないかな?って考えてみるといいね。グチ、悪口、皮肉、卑下。そういう美しくないふるまいは嫌われるだろうなって思うなら、1つずつやめてみよう。

りえ

それだけで、周りに集まる人が変わりますよね。

一人

てきめんに変わる。

あとね、神様はみんなを大事にするんだけどさ、もしも神様に嫌われている人がいるとしたら、それは自己犠牲の人だね。苦しい顔をしながら、人に尽くしている人。

「自分だけよければいい」って人を顧みないのも、「人にだけ尽くす」って苦しむのも、同じくらいダメなことなの。

りえ

神様と聞くと、自己犠牲が喜ばれると思う人も少なくないんですよ。

一人

そうだよな、でも違うよなあ。尽くす相手が何人もいるなら、その中に自分も入れてあげるんだよ。まっ先に自分に尽くすの。

自分に楽しいことがないと、途中で息切れしちゃうからね。自分が楽しみながら、人も楽しむことをすればいいんだよ。そういう人がモテるんだ。

りえ

そういえば前に、信長さん(現役の東京・歌舞伎町のカリスマホスト&ビジネス書作家)と対談したときに、「モテるための努力には、どんなものがありますか?」って質問されて、「モテるっていうのは、100人、1000人単位でって意味だろう?」って聞き返していましたよね。

一人

だって、「あの人にだけモテたい」っていうのはおかしいもん。

楽しいことをして、みんなからモテれば、その中に「あの人」が入ってるんだから。周りから好かれてないのに、自分が狙っているあの人や、欲しいものからだけ都合よく好かれるなんていうことはありえないんだよ。

りえ

私はその質問を信長さんがしたときに、「あっ、一人さんにそれを聞いてもダメなのに」って思ったんです。だって、モテるための努力なんてしたことがないでしょ(笑)。

一人

うん。私はなにもしなくても子どものときからモテるんだよ(笑)。

でも、えり好みをしたり、人によって対応を変えたりしないっていうのは一貫してるな。砂金だって泥を一緒にすくうんだよ。金だけすくうなんてことはできないのに、多くの人が最初から金だけを狙うんだよね。

泥の中から見つける金と同じで、恋人だって好かれた中から最高の人を探せばいいの。つまり、誰にでも同じ親切な態度でいればいいんだよ。

りえ

じつは、シンプルなことなんですよね。

一人

シンプル。人生の仕組みって簡単なんだよ。それがわからないのは、教えてくれる人がいないのか、自分が信じたがらないのか。そのどっちかだね。

 

※次回に続く。

 (※この連載は、毎週木曜日・全8回掲載予定です。次回は1月25日掲載予定です。)

 

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

実業家。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)創業者。 1993年以来、12年連続で全国高額納税者番付(総合)10位以内にただ1人ランクインし、2003年には、累計納税額で日本一になる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額がすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。
著書に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(高津りえ共著)『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』(千葉純一共著)『斎藤一人 成功の花を咲かせなさい』(宇野信行共著/以上学研プラス)、『百発百中の引き寄せの法則』(柴村恵美子共著)『お金の真理』(以上サンマーク出版)、『人生に成功したい人が読む本』『絶対、よくなる!』(以上PHP 研究所)など多数。

■さいとうひとり公式ブログ
http://saitou-hitori.jugem.jp/

高津 りえ (たかつ りえ)

スピリチュアル・カウンセラー。福島県生まれ。 幼少期より不思議な体験を繰り返す。24歳のとき、斎藤一人さんの会社の特約店の仕事を始め、以来、一人さんを師と仰ぐ。2004年より、スピリチュアル・カウンセラーとしての活動を本格的にスタートし、多くの人を励まし続けている。著書に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(斎藤一人共著/学研プラス)、『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』(斎藤一人共著/サンマーク出版)、『斎藤一人 ゆるしてあげなさい』『斎藤一人 人は幸せになるために生まれてきたんだよ』(ともにマキノ出版)、『斎藤一人 マンガでわかる神様に愛されるすごい話』(KADOKAWA)など多数。
斎藤一人生成発展塾高津りえ校塾長。
御心カウンセラー養成。高津りえ公認スピリチュアル・カウンセラー養成校代表。

■ホームページ
http://www.hikari-rie.com/

■高津りえブログ
http://blog.rie-hikari.com/

 

作品紹介

  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest

あわせて読みたい