決断は、習慣になります。
　とりあえず決断しやすいことを、１個決断すればいいのです。
　１個決断すると、次々と決断できるようになります。
　ランチやスタバのメニューでも、かまいません。
　何か１つ決断して、そこで決断のリズムをつくるのです。

　１個保留にすると、次々と保留になります。
　メールでも、１つを「これ、あとで返事しよう」とすると、「これもあとで」「これもあとで」と、どんどんたまってしまいます。
　まず１つ、簡単なことでイエスかノーかの決断をすると、一気に片づくようになります。
　決断していく習慣に、変わったからです。
「決断」と言うと、一世一代や一生に１回というイメージがあります。
　本来、「決断」は習慣的なことなのです。

中谷　彰宏 (なかたに あきひろ)