社会には、○の答えはない。

中谷彰宏『決断できる人は、うまくいく。』セレクション

UPDATE 2020.07.17
公開日 2015.06.11

 「判断」と「決断」とは、まったく違います。
 判断は、○と×から○を選ぶことです。
 小学校でよく出てくる「次の4つのうちから正しいものを1つ選びなさい」というのが、判断です。
 小学校のテストは、すべて判断のテストです。
 そのまま世の中に出てきても、通用しないのです。

 世の中には、○はありません。
 すべてが、間違っています。
 ○は、メリットだけがあることです。
 ×は、デメリットだけがあることです。
 △は、メリットとデメリットがあることです。
 世の中は、△だらけです。
 デメリットのないものを探しても、見つからないのです。
 小学校で○を見つけるのが得意だった優等生は、社会に出ると決断力がなくなります。
 ○を探そうとするからです。
 逆に、小学校時代に○を見つけられなかった劣等生は、○にこだわりがないので、少々デメリットがあることにも平気です。

 決断とは、△と△から選ぶことです。
「デメリットがあるもの」と「デメリットがあるもの」の2つの中からどちらを選ぶかが、決断です。
「判断」と「決断」は、まったく違うことをやっているのです。
 うまくいく人は、判断できる人ではなく、決断できる人です。
 判断しようとすると、いつまでも決断できなくなります。
 世の中には、デメリットがなく、メリットだけのものはないのです。

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

決断できる人は、うまくいく。
チャンスをつかむ「決める」習慣68

決断できる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。決断力をつけることで、チャンスをつかむ69の方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス

バックナンバー

関連コンテンツ

あわせて読みたい