デメリットの差ではなく、 メリットの差で選ぶ。

中谷彰宏『決断できる人は、うまくいく。』セレクション

UPDATE 2020.07.17
公開日 2015.06.25

 選択肢を減らす時に、「これは○○だから、ない」「これは××だから、ダメ」と、消去法で消していく人がいます。
 結局、最後に残ったものに納得がいかなくなるのです。
 決断できる人は、メリットの差で決めます。
 決断できない人は、デメリットの差で決めます。
 デメリットで決めるのが、消去法です。
 メリットで選ぶのが、選択であり、決断です。

 消去法で決める人は、一緒にごはんを食べに行ってもつまらないのです。
 メニューが2個しかないということはありません。
 たとえば、4通りのメニューがあった時に、「これは今日のお昼に食べた」「これはカロリーが高そう」「これはちょっと……」と言って、最後に残った 1つに「これでいいや」ということになるのです。
 そういう選ばれ方をされると、一緒に行った人は楽しくなくなります。
 せっかくお店に連れていってあげたのに、自分が消去されている気持ちになるのです。

 テレビのクイズ番組は、トーク番組です。
 3択問題では、選んだ理由を語り合うのが楽しいのです。
 ディレクターから、「理由を消去法にしないでください」と指示されます。
 見ている人がつまらないからです。
「これは○○だから違う」「これは××だから違う」と消していっても、残ったものに納得できないのです。
 僕の一番の理想形は、自分の答えに説得力を持って理由を語り、しかも正解でないことです。
 A・B・Cの3択問題でCを選んだ時に、AとBのどこが間違いかを語る人は決断力がなくなります。
 発想が、消去法だからです。
 Cのどこが正解かを語ることで、決断力がつくのです。

 

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/

作品紹介

決断できる人は、うまくいく。
チャンスをつかむ「決める」習慣68

決断できる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。決断力をつけることで、チャンスをつかむ69の方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス

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