『学研まんがNEW日本の歴史』発刊記念 まんが家さんスペシャルインタビュー⑦

『「学研まんがNEW日本の歴史」発刊記念 まんが家さんスペシャルインタビュー⑦』

更新日 2019.08.08
公開日 2013.03.22
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 好評発売中の『学研まんがNEW 日本の歴史』はもうごらんいただけましたでしょうか?

 さて、発刊を記念したスペシャル企画、まんが家の先生がたからのメッセージの第7回は、この方です!!

第7回 姫川 明(ひめかわ あきら)先生
第1巻『国の成り立ち』

「想像力をふくらませて、ドラマチックなシーンももりこみました」

■今回のまんがを描き終えた、率直なご感想をお願いします!

姫川先生 歴史に残るシリーズの1巻目を描かせていただき光栄です。というのは今だから言える感想で、本当に描き終えた直後は「もう、寝かせて」でした(笑)。
 線画はほとんどひとりで描きましたが、着色のスタッフさんが短時間にもかかわらず、ほんとうにがんばってくれました。あっぱれと言いたいです。みんなありがとう。

■登場人物や場面について、製作中に思われたことを教えてください。(特に思い入れの強い人物、描きにくかった人、力の入ったシーン、など)

姫川先生 旧石器時代や縄文(じょうもん)、弥生(やよい)時代は歴史としてはっきり記述が残っていない、正確なことはだれにもわからない時代なので、うそにはならないようにしつつ、想像力をふくらませてドラマチックなシーンももりこませていただきました。
 シナリオでおどろいたのが「72歳の卑弥呼(ひみこ)様」で、正直、「ほんとうにいいの?」と思いました(^^; この巻のヒロインですので、若い時代のシーンももりこんではなやかになるように演出をくわえてみました。
 相沢忠洋(あいざわ ただひろ)さんとモースさんのことはまったく知らなかったので、すごく勉強になりました。はじめて知った人なので、人物像がいきいきするように自分独自でもいろいろと調べているうちに感情移入してきて、ネームのときと仕上がりがだいぶ変わりました…。

■ご担当巻に関わらず、先生の好きな時代、歴史上の人物を、教えてください(理由も教えてください)!

姫川先生 子どものころから20代までは戦国時代でしたが、20代半ばからは縄文時代にはまり、今でも縄文時代がいちばん好きです。理由はあの独特のアートセンスです。なので、縄文が描けたのはたいへんハッピーでした。ありがとうございます。

■子どものころ、まんが版日本の歴史を読まれましたか?(出版社問わず)読まれて、どんなことを思いましたか? 印象に残っている人物やシーンがありましたら教えてください。

姫川先生 たくさん読みました。小山春夫(こやま はるお)先生と学習漫画集団の方たちが描いた信長、秀吉の戦国時代が好きでした。

 

 こちらのイラスト&メッセージは、今回のために姫川先生が描いてくださいました!!

 

●姫川先生のおもな作品

『シートン動物記』(小学館 学習まんがシリーズ)
『ドギーマギー動物学校1~2巻』(姫川明月 作・絵 角川つばさ文庫)

 次回もお楽しみに!

 

《いままでのスペシャルインタビューはこちら》

第5巻 小坂伊吹先生
第6巻 館尾 冽先生
第9巻 アサミネ鈴先生
第2巻 河伯りょう先生
第3巻 城爪草先生
第7巻 sanorin先生

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『学研まんがNEW 日本の歴史』
各998円(税込)/菊判/各144ページ
全12巻セット
定価11,970円(税込)

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