そういえばこれってどういうこと? 野菜の下ごしらえはどうするんだっけ? これまでなんとなく感じていた料理の疑問、今さら聞きにくいコツが満載! 料理初心者からベテランまで、手元にあると必ず役立つ一冊。
この一冊に、いつもの料理をグンとおいしくするヒントが詰まっています
自炊を始めたばかりの初心者の方はもちろん、ベテランになればなるほど聞きづらくなる「素材の下ごしらえ」や「料理の素朴なギモン」。本紙では、すぐに作りたくなる人気料理のレシピとともに、Q&Aでくわしく解説しています。
わからない、知らないことがあるのは“おいしさの伸びしろ”がある証拠!
Part1では、知っているようで知らない、あいまいに覚えがちな調理前の食材の扱い方などを、レシピとともにたっぷりご紹介します。
たとえば調理中、こんな疑問を抱いたことはありませんか?
Q.塩少々、塩1つまみって?
A.「塩少々」は「ほんの少し」の意味ではありません。料理用語では、「塩少々」(この本では「少量」としています)は親指と人差し指の 2 本でつまんだ量、「塩 1 つまみ」は親指、人差し指、中指の 3 本でつまんだ量のこと。ただし、塩の種類や指の大きさによっても分量が違ってきます。この本では「塩は自然塩」を使用し、目安量を「塩少々(少量)=0.5g」「塩1つまみ=1g」としました。自分の指2本、指3本が何グラムあるかを調べておくのもおすすめです。
ほかにも
Q.にんにく、しょうがの1かけはどのくらい?
Q.しょうがの皮って、むく? むかない?
Q.ねぎのみじん切りの大さじ1ってどのくらい?
Q.野菜の洗い方を教えて!
Q.野菜はどこまで食べられるの?
Q.野菜の基本の下ごしらえを教えてください。
Q.切ったら水にさらす野菜、さらさない野菜は?
Q.料理に合わせた、豆腐の水きり方法を教えて! ……など
誰にも聞けなかった「下ごしらえ」に関する素朴なギモンがスッキリ解消できます。
さらにPart2では「炒めもの」「焼きもの」「煮もの」「蒸しもの」などの調理法別Q&Aと、人気料理のコツを伝授!
Q.炒めものがうまく作れません……。
A.「炒める」=「絶えず混ぜる」ことではありません! 混ぜすぎると(触りすぎると)野菜から水分が出て、仕上がりがベチャッとしてしまいます。「手早く炒める」の「手早く」も、手を盛んに動かすことではありません。炒めものの極意は「少しほおっておいて焼きつけ、返してはまた少しほおっておいて焼く」こと。両手に菜箸とヘラを持ち、上下を返しながら炒めましょう
ほかにも
Q.卵の炒めものをふんわり仕上げるコツを教えて!
Q.ステーキなどの厚い肉を上手に焼きたい!
Q.豚肉のしょうが焼きがおいしく作れません。肉は反り返るし、かたくなるし……。
Q.煮魚をふっくらおいしく作りたい!
Q.肉じゃがのじゃがいもが煮くずれてしまいます……涙。
Q.麻婆豆腐のとろみづけがいつもかたまりになってしまいます。
Q.和食の副菜がいつもおひたしになってしまいます……。
Q.揚げものは大量の油の処理が面倒……。
Q.蒸し器がなくても蒸し料理は作れますか? ……ほか
「調理別のキホン」についてのQ&Aが満載です!
そういわれれば……と思い当たることがある人は、 “おいしさの伸びしろ”がたくさん残っている証拠。小さなモヤモヤを解決したら、料理はもっと楽しく、そしておいしく作れるようになりますよ!
著者プロフィール
石原洋子(いしはら・ひろこ)
料理研究家。幼い頃から母親と共に台所に立ち、「昼食は自分たちの手で」という食教育の自由学園に学ぶ。卒業後は家庭料理、フランス料理、中国料理など、各分野の第一人者に学び、アシスタントを務めたのちに独立。明るく飾らない人柄と確かな根拠に基づく指導に定評があり、自宅で開く料理教室は45年以上になる。著書は『石原洋子の副菜』(家の光協会)、『石原洋子の作りやすい和食』(ワン・パブリッシング )、『増補保存版くり返し作りたい 一生ものレシピ 』(Gakken)など多数。
商品の紹介
■書名:『石原洋子のおさらい料理教室』
■著者:石原洋子
■発行:Gakken
■発売日:2024年3月28日
■定価:1,760円(税込)
【電子版】