認知症の家族に寄り添いながらケアする方法をイラストでわかりやすくガイド

『【イラスト図解】認知症の「なぜ?」「どうする?」がひと目でわかる本』

更新日 2023.09.06
公開日 2023.09.01
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認知症は、介護される側も、サポートする側も、心穏やかではいられない状態が続きます。この本で認知症の「なぜ?」「どうする?」を押さえておけば、いざというときも、不安なく、楽な気持ちで寄り添えます。

『【イラスト図解】認知症の「なぜ?」「どうする?」がひと目でわかる本』書影

▲『【イラスト図解】認知症の「なぜ?」「どうする?」がひと目でわかる本』表紙

認知症の家族、どうやってケアすれば? ひと目でわかる安心ガイド!

 認知症は、介護される側も、サポートする側も、心穏やかではいられない状態が続きます。これは、何よりもつらいことです。
 この本では、このつらい状態から抜け出すために、認知症の「問題行動の理由」と「認知症患者本人がどう思っているか、感じているか」を知ることを主眼に置き、それをもとに家族が「どう対応すればいいか」を具体的にイラストを交えて解説します。
「行動→理由→対応」をワンセットにして理解することで、介護する側も介護される側も不安から解放され、介護する人の気持ちも楽になります。

 本書では、認知症とのつき合い方を「もやもや期」「ハラハラ期」「ドキドキ期」「そろそろ期」の4つの段階に分け、サポートのために大切な知識、対応法を紹介します。対応法では、おすすめの対応例、NGの対応例が具体的に書かれているので、すぐに実践できます。

主な内容

第1章 【クイズ】認知症になりやすい人、なりにくい人の違いは?
 認知症になる・ならないには個人差がある
 ・どっちが認知症になりやすい? ぽっちゃりタイプとガリガリタイプでは?
 ・どっちが認知症になりやすい? 帽子のサイズの大きい人と帽子のサイズの小さい人では?
 ・どっちが認知症になりやすい? 高血圧の人と低血圧の人では ほか

第2章 【ソワソワ期】「いつもとちがう?」が発見のきっかけになる
 軽度認知障害をそのままにしておくと本格的な認知症になるリスクが高まる
 ①喚語困難 「あれ」「これ」「それ」ばかりで具体的な言葉が出てこなくなった!
 ②近時記憶障害 冷蔵庫の中に「お肉」がどっさり! どうしてこんなに買い込んだの?
 ③認知機能低下 特殊詐欺に引っかかってしまったお父さん 家族はどうすればいいの? ほか

第3章 【ドキドキ期】みんながうなずく! 認知症あるある
 だれにでも起こる認知症の中核症状とは具体的にどんなものなの?
 ①失計算 買い物をするときに、いつも一万円札で支払う 財布が小銭でいっぱいなのに、どうして?
 ②短期記憶障害 5分前に答えた質問を5分後にもう一度聞いてきた!
 ③視空間認知障害 つまづくのは足元がおぼつかないから? 本人は「大丈夫」というけれど…… ほか

第4章 【ハラハラ期】】これは困った! どうしてこうなるの?
 行動心理症状には個別の対応が必要なので介護する家族に重い負担がかかることも
 ①不穏・焦燥 いつも不機嫌で怒りっぽくなった モノに当たる人ではなかったのに……
 ②脱抑制 レジが混んでいるので怒り出した! ふだんは穏やかな人なのに、どうして?
 ③抑うつ いつもふさぎこんでいて元気がなく、表情も暗い あんなに明るいお母さんだったのに、どうして?          
  ほか

5章 認知症の進行を抑えるためにやっておきたいこと
 ・認知症の進行を遅らせることで結果的に健康寿命が延びる
 ・フレイルにならないようにすることで認知症の進行も遅くなる
 ・散歩/共食/食生活/口腔ケア/外出する/社会性

コラム
 認知予備能が高い人は長く持ちこたえる可能性がある/認知症デイサービスの利用条件を調べておこう/頭部外傷、高血圧、糖尿病が認知症の原因になる理由は?/認知症の治療に使われるのはどんな薬?

「認知症になりやすい人と、なりにくい人の違いをクイズ形式で解説」紙面

▲認知症になりやすい人と、なりにくい人の違いをクイズ形式で解説。意外な発見はもちろん、思い違いにも気づけるはず

認知症の早期発見につなげるためにも、「物忘れが増えた」「料理に時間がかかるようになった」「無口になった」など、「ソワソワ期」の典型的な症状を理解しておきましょう 紙面

▲認知症の早期発見につなげるためにも、「物忘れが増えた」「料理に時間がかかるようになった」「無口になった」など、「ソワソワ期」の典型的な症状を理解しておきましょう

認知症によって認知機能が低下すると日常生活で困ったことが起こります。「ドキドキ期」に、多くの人によく見られる中核症状について解説します 紙面

▲認知症によって認知機能が低下すると日常生活で困ったことが起こります。「ドキドキ期」に、多くの人によく見られる中核症状について解説します

認知症の中核症状が進むと、さまざまな症状が現れるようになります。そんな「ハラハラ期」に、サポートする家族はどう対応したらよいかが、わかります 紙面

▲認知症の中核症状が進むと、さまざまな症状が現れるようになります。そんな「ハラハラ期」に、サポートする家族はどう対応したらよいかが、わかります

著者プロフィール

 長田 乾(ながた・けん)
 医療法人社団緑成会 横浜総合病院
 横浜市認知症疾患医療センターセンター長
 神奈川県生まれ。1978年弘前大学医学部卒業。脳血管研究所美原記念病院神経内科、コロラド大学神経内科、秋田県立脳血管研究センター神経内科学研究部などを経て、2016年より横浜総合病院臨床研究センター長、2020年より横浜市認知症疾患医療センターセンター長。 専門分野は、認知症、脳卒中、神経心理学、画像診断。趣味はミニカー蒐集。著書に『「うちの家族、 認知症?」と思ったら読む本』(Gakken)ほか

商品の紹介

『【イラスト図解】認知症の「なぜ?」「どうする?」がひと目でわかる本』書影

■書名:『【イラスト図解】認知症の「なぜ?」「どうする?」がひと目でわかる本』
■著者:長田 乾
■発行:Gakken
■発売日:2023年8月3日
■定価:1,650円(税込)

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