認知症の基礎知識から、最新の治療・予防法、MCI(軽度認知障害)の考え方、困ったときに頼れる法制度まで、幅広くカバー。認知症専門の名医が、大事な知識を1冊にまとめました。
「どうも最近、親や祖父母の様子がおかしい」
「もしかして認知症?」
そう感じたことはありませんか?
本書では、家族や自分自身に不安を感じた方が「まず何をすればいいのか」がわかる本になるよう、大事な知識を1冊にまとめました。認知症専門の名医が最新の情報に基づいて、わかりやすく解説。認知症の基礎知識から、最新の治療・予防法、MCI(軽度認知障害)の考え方、困ったときに頼れる法制度まで、幅広くカバーしています。

▲「次に何をすべきか」がひと目でわかるフローチャート:症状を感じたらまず確認すべきステップを図解。迷わずに適切な医療機関や相談窓口へアクセスできます。
認知症の医療は新しい時代へ
患者数の増加、新薬の登場、新しい認知症基本法の施行など、認知症を取り巻く環境は大きく変わっています。「認知症は積極的に治療・予防する病気」という見方に変わり、認知症との間のグレーゾーンとされる「軽度認知障害(MCI)」も積極的に治療介入できる新しい時代を迎えました。
認知症は決して他人事ではなく、いつ自分の家族や自分が認知症になるかわかりません。
今のうちに、知っておきたい正しい知識を身につけることが大切です。
もくじ
●認知症? と思ったときのフローチャート
●序章 高齢化で認知症は特別な病気ではなくなった
●第1章 そもそも認知症とは?
脳は部位ごとに特有の機能を持っている/認知症予備軍ともいわれる軽度認知障害(MCI)/認知症の原因となる病気は大きく分けて5つ/最も多いのはアルツハイマー型認知症 ほか
●第2章 認知症の原因となる病気
●第3章 認知症の症状
認知症の症状は病前性格も影響する/体で覚えた手続き記憶は認知症になっても保たれる/こんなことに注意!中核症状の現れ方 ほか
●第4章 認知症の診断
病歴聴取/心理学的検査/画像診断 ほか
●第5章 認知症の治療
薬物療法(抗認知症薬)/非薬物療法(患者さんへの接し方・行動心理症状への対処法)ほか
●第6章 認知症の人と家族を支える制度
介護保険制度/認知症疾患医療センター/地域包括支援センター/成年後見制度 ほか
●第7章 認知症の予防
認知症に対抗する抵抗力としての注目の認知予備能/若い頃の能力が大きく影響する/難聴になると人との会話がおっくうになる/糖尿病は認知症を発症するリスクが高い/中年期は肥満に、老年期はやせすぎに注意 ほか
著者プロフィール
長田 乾(ながた・けん)
横浜総合病院臨床研究センター長、横浜市認知症疾患医療センター長。
神奈川県生まれ。1978年弘前大学医学部卒業。脳血管研究所美原記念病院神経内科、コロラド大学神経内科、秋田県立脳血管研究センター神経内科学研究部などを経て、2016年より横浜総合病院臨床研究センター長、2020年より横浜市認知症疾患医療センター長。
専門分野は、認知症、脳卒中、神経心理学、画像診断。趣味はミニカー蒐集。
商品概要
■著:長田 乾
■定価:1,540円(税込)
■発売日:2025年5月29日
■発行:Gakken
本書を購入する(Amazon)
本書を購入する(楽天ブックス)
本書を購入する(ショップ学研+)
【電子版】
本書を購入する(Kindle)
本書を購入する(楽天kobo)
あわせて読みたい
-
脳の認知機能検査会社「脳検」監修による、楽しく脳を活性化させるドリル集!
教養・ビジネス
-
国立長寿医療センター・もの忘れセンター認知症専門医発! 最新研究で判明した脳の機能維持のための究極の食事法 脳を元気にする腸内細菌改革!
教養・ビジネス
-
『脳の若返りショウガ健康法』ショウガの認知症予防効果とレシピを紹介!
趣味・実用
-
認知症についてのさまざまな疑問への答えを、認知症専門医がしっかり解説!
教養・ビジネス
-
「地球の歩き方」と脳科学の専門家が提案する【旅で脳トレ】
教養・ビジネス
-
運動嫌いな人でも、日常生活での体の使い方次第で「健康に長生き」できる!
趣味・実用
-
認知症の家族に寄り添いながらケアする方法をイラストでわかりやすくガイド
教養・ビジネス
-
地球の歩き方が手がける新しい地図帳『地球のなぞり方』とは!?
教養・ビジネス