お日様の光にキラキラ透けるいわし雲が空にたくさん浮かんだ、９月のある日。

新小岩駅近くにある「たかつりえカウンセリングルーム」のサロンに、一人さんをお迎えしました。

「神様にかわいがられるのは、どんな人なのか？」をテーマに、一緒に語っていただきました。

高津りえ（以下、りえ）

一人さん、きょうはさわやかな陽気ですね。どうぞよろしくお願いします。

さっそくですが、「一人さんって神様にひいきされているなあ」って、私はいつも感じています。「ひいき」っていうと、なんだか悪いことみたいに聞こえますが、「応援される」って意味だから、とても素敵なことだと思います。

斎藤一人（以下、一人）

うん。神様はいつも全力で私たちを見守って応援してくれているけど、みんな今世で学ぶ課題が違うから、どうしても平等にはならないんだよ。

りえ

一人さんご自身は、どうして神様にひいきされるんだと思いますか？

一人

「さだめ」を受け入れているからだろうな。

さだめとは、「魂の成長」ってことだね。

たとえば、なにかが起きると、これは自分にとっていいことだ、悪いことだって、つい、そのときの感情で判断してしまいがちじゃない？

でも、あとになると、全部、自分にとって必要な経験だったってわかるよね。

だから私は最初から、どんなことが起きても「この状況と条件で一生懸命やる」って決めて、やってきたの。

りえ

挫折したり、失敗したりしたときに、「受け入れたくない」って拒絶してしまうと、魂の成長に逆らうことになりますよね。

本当の意味で人生がうまくいかなくなるのは、そういうときだと思います。

一人

そうだね。状況も、環境も、周りの人の行動も、自分の感情も、すべてを受け入れると、神様はちゃんと応援して、ひいきしてくれるんだよ。

というかね、どんな人のことだって神様はいつも応援して、「幸せを味わおうね」って、この世に送り出してくれているの。

だから、なにが起きても信じていれば大丈夫なのに、ひとたびつらいことがあると、「見たくない」「聞きたくない」って拒否しちゃう。

神様に応援されたいなら、なにがあっても「目的」を忘れないこと。それが、とっても大切なんだよ。

りえ

目的とは、なんですか？

一人

あらゆる物事に対して、「どれだけ、愛を持ってやれるか」ってことだね。

私たちは、お互いに愛を分け与え合って、たくさんの経験をして、一緒に幸せになるためにこの世に生まれて来ただろう？

りえ

はい。私、気づいたんです。一人さんが神様からひいきされるのは、周囲に愛を与える人だからだって。

一人さんをひいきして幸せにすると、愛を持って周りの人たちに幸せになる方法を伝えてくれます。神様の代理人みたいな一人さんは、１人で数十万人、数百万もの人に影響を与えちゃうわけです。

だから、神様としても、一人さんには最優先で明るい場所に行って目立ってもらわないといけませんよね。

一人

ああ、それで私は黒い服を着ていても、いつも輝いているんだ（笑）。

それは冗談として、私は生まれてからいままで、ずーっとツイてるの。

この先もツイてるの。どんな場面でも「ツイてない」とは言わないだろ？

神様もきっと、「よしよし、わかってるな」と思ってくれているんだろうね。

それで、いつの間にか、そういうことを伝える立場になったんだろうな。

※次回に続く。

（※この連載は、毎週木曜日・全8回掲載予定です。次回は12月28日掲載予定です。）

 

斎藤 一人 (さいとう ひとり)