「人と話す時は笑顔をつくりましょう」と言われて、よく笑顔の練習をします
大切なことは、人と話す時に目が輝いているかどうかです。
たとえば、「昨日、京都に行ってきたんですよ」と言われました。
そこで「エッ」と言う時に大切なことは、笑顔ではありません。
目の輝きです。
「エッ」のあと、「何したの? なんか面白そう」と言う時は笑顔になります。
「昨日、展覧会に行ってきた」「こんな映画を見てきた」「こんなミュージカルを見てきた」と言った時、相手のファーストリアクションは、目の輝きです。
人間は、そのものに対して関心を持った時に、必ず目がキラッと輝くのです。
そもそも会話が苦手、人づきあいが苦手という人は、相手に関心がないのです。
女性で多いのは、自分には関心があっても、相手には関心がないというパターンです。
「早く私に関心を持って」という人からは、色気は出ません。
色気は、目の輝きから出るのです。
目の輝きは、相手への関心から生まれます。
「エッ、どうだったの?」「何があったの?」「どんなことしたの?」「面白そう」と、相手が感じたことを共有したいという感情から、目の輝きは生まれます。
これは汗と同じで、ふだんから目が輝いていないと、輝かせ方が退化します。
目がだんだん輝かなくなって、どんよりしてくるのです。
目を輝かせるには、ふだんからのトレーニングが必要なのです。
(※この連載は、毎週木曜日・全8回掲載予定です。7回目の次回は、7/20掲載予定です。)
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
仕事も、恋愛も、人間関係も、セクシーな人は、うまくいく。品のある、大人の色気を身につける方法を紹介する。
定価:本体1300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 色気は、イキイキしていて、 優しいことだ。
- できることより、できないことに、 色気は生まれる。
- リアクションの早さから、 色気は出る。
- 生の体験から、 色気が生まれる。
- セクシーとは、さらけ出すことだ。 肌を出すのではなく、気持ちを出す。
- 色気のある人に、人は集まる。 だから、仕事も恋愛もうまくいく。
- 夢中になれる人は、 色気がある。
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