【柿本幸造 生誕110年】 絵本画家・柿本幸造のあかちゃんえほんが新装版に!

『どうぶつだあれかな 新装版』『のりものなあにかな 新版』『みんなおやすみ 新装版』

公開日 2025.10.30
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 ミリオンセラー『どうぞのいす』や、小学国語教科書の「くじらぐも」の絵で知られる柿本幸造。2025年に生誕110年を迎える今年、柿本幸造のあかちゃんえほん『どうぶつだあれかな』(2018年)、『のりものなあにかな』(2018年)、『みんなおやすみ』(2021年)が、新装版として出版されました。本シリーズは、Gakkenで保育園・幼稚園向け月刊に出版されていた月刊絵本などを元に再構成したものです。どこか懐かしく温かな柿本幸造さんの絵と、優しくリズミカルな、はせがわさとみさんの文が、子どもたちの心に静かに語りかけます。多くのファンに愛されるあかちゃんえほんを、ぜひご覧ください。

温かなタッチの動物たちが魅力の『どうぶつだあれかな 新装版』

 らいおんぼうやが遊びに行くよ。長い鼻はだあれかな? おやまが2つ、だあれかな? おしりやしっぽから、動物のあてっこ遊びができるファーストブック。温かみのあるタッチで人気を集める絵本画家・柿本幸造による、1972年刊の月刊絵本を単行本化。

▲2歳前後のお子さんが覚える動物たちがたくさん登場します。

子どもたちの大好きな乗り物がたくさん登場する『のりものなあにかな 新版』

 ゆうちゃんがママと出かけます。黒と白の車がくるよ、なあにかな? 赤い車がくるよ、なあにかな? 『どうぞのいす』の柿本幸造が描く、乗り物の色や形からあてっこ遊びができるファーストブック。1981年刊の月刊絵本を単行本化。

▲新版では、お子さんに人気のパトカーが加わりました

▲元々、日産自動車のポスターなどを手がけていた柿本幸造さん。乗り物の絵も精緻でありながら、温かみがあります。

お月さまがおやすみをいってくれる、『みんなおやすみ 新装版』

 お月さまがみんなにおやすみを言いに行くよ。動物園のみんなは眠ったかな? バスたちは眠ったかな? お月さまはゆっくりと夜空をめぐり、やがてぼうやのおうちにもやってきます。『どうぞのいす』の柿本幸造が描く、静かなおやすみ絵本の新装版(1978年刊の絵本を再構成)。

▲お月さまが、動物たちやバス、虫たちのところを、ゆっくり巡っていきます。やがてぼくのおうちにもやってきて……。

文を担当した、はせがわさとみさんと編集担当からのコメント

★はせがわさとみさんより

 柿本幸造さんが、40年、50年以上前に描いた原画を、新装版として形を変えて今のこどもたちに手渡すお手伝いができてとても嬉しいです。
「だあれかな?」といいながらはじめてのどうぶつに出会ったり、「なあにかな?」といいながら町を走るのりものを覚えたり、1日のおわりに「みんなおやすみ」といいながら本をとじて安心して眠りにつくことは、絵本を手にする子どもたちにとって、今も昔も変わらぬよろこびなのだと思います。
 そういう豊かな時間がずっとつづきますようにと願って書いたので、どうぞこれから長くたくさん楽しんでください!

★担当編集・長峯宣子より

 初めて柿本さんの原画を見たのは2012年頃。柿本さんの奥様が亡くなって、娘さんが絵の整理を始めたときでした。押し入れにうず高く積まれた原画の数は膨大で、まだ絵本として生きている原画もありましたが、その多くは月刊誌だったりカットだったり、絶版になった絵本原画だったりして、静かに眠っていました。会社のOBが原画の整理を手伝うとおっしゃるので、私も時折ご一緒しました。埃を払いながら封を開け、ぴりぴりとトレーシングペーパーをはがします。するとあどけない表情の子どもや動物たち、おひさまの匂いのする風景が幾度となく目の前にあらわれ、心を奪われました。今回出版させていただいた絵本原画は、こうしたなかで見つけたものです。1冊1冊、違う時期に出版されていたもので、娘さんの許しを得て、再構成させていただきました。はせがわさとみさんが弾むようなテキストをつけ、デザイナーの日下さんと赤波江さんが、柔らかで力強い装丁をしてくださいました。こうして目を覚ました原画を、また幼い読者のもとへ届ける手伝いができて、心から嬉しく思っています。

モニター読者からの声

●『どうぶつだあれかな 新装版』

 この本で、たくさんの動物に出会うことができました。動物園に行ったときにも、「どうぶつ だあれかな」に出てきたねと言うとわかっているようでした。特にきりんのページが気に入り、「きりん!」と言えるようになりました。動物園に行く前に、読むのがオススメです。「だあれかな?」がリズミカルで楽しく、何度も読み聞かせているうちに、子どもが一緒に「だあれかな」を言うようになりました。何より、ライオンのぼうやが、とってもチャーミングで大好きです!(1歳8か月の女の子のママ)

●『のりものなあにかな 新版』

 息子は車の音の表現を気に入って、楽しそうにくり返していました。街なかで救急車を見かけたときにも「ぴーぽーぴーぽーきゅうきゅうしゃ!」と絵本の言葉をそのまま口にしていて、言葉の響きが子どもの心に残っているのを感じました。やわらかい色合いの親しみやすい絵が、子どもの想像をふくらませてくれるようで、「白と~、黒と~」とパトカーの色を確認したり、「〇〇くんのパパ、バイク乗ってる!」と嬉しそうに話したりと、絵本の表現をきっかけに会話がどんどん広がるのも魅力です。(2歳男の子のママ)

●『みんなおやすみ 新装版』

 わが家では、パパが帰ってくるのが遅いため、親子でゆっくり過ごせるのは夜の寝かしつけの絵本タイム。この絵本は最後が「みんな、おやすみ」で終わるので、寝る前に読むのにぴったりです。しっとりと落ち着いた絵の雰囲気が、読みながら自然と気持ちをやわらげてくれます。絵本のなかの動物やお店が眠っているのを見て、息子本人も「寝るモード」に入ってくれました。夜の時間を親子であたたかく過ごせる、お気に入りの一冊になりました。(2歳男の子のママ)

柿本幸造生誕110年記念 原画展開催!

 2025年に生誕110年を迎える柿本幸造さんの原画展が、故郷・広島のひろしま美術館で開催されます。柿本さんのご遺族のご要望で、柿本さんのほとんどの原画がひろしま美術館へ寄託されました。今回の原画展は、その寄託と生誕110年を祝して行うものです。

 原画展のテーマは、愛らしいどうぶつたち。『どうぞのいす』のうさぎや、「どんくまさん」シリーズのくま、今回新装版で発刊された『どうぶつだあれかな 新装版』のらいおんのぼうやなど、やわらかな筆遣いで描かれた柿本さんのどうぶつたちが勢ぞろい。代表作を中心に、初公開原画を含む約140点の原画を展示し、柿本幸造さんの新たな魅力に迫ります。

【概要】

「新規寄託記念 コレクション企画展示 生誕110年 柿本幸造 どうぶつ大集合」
◎場所:ひろしま美術館
◎会期:2025年11月7日(金)~12月7日(日)
◎休館日:11月10日(月)、17日(月)、25日(火)、12月1日(月)
◎開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

WEBサイト

『どうぶつだあれかな 新装版』『のりものなあにかな 新版』『みんなおやすみ 新装版』は好評発売中。1~2歳にぴったりのファーストブックで、読み聞かせにもぴったりです。ご家庭で、保育園・幼稚園で、ぜひお子さんとお読みください。

著者プロフィール

★柿本幸造さん

 1915年、広島県生まれ。月刊絵本や絵本の挿絵で活躍。主な作品に小学国語教科書「くじらぐも」(作・中川李枝子/光村図書)、『どうぞのいす』(文・香山美子/ひさかたチャイルド)、「どんくまさん」シリーズ(文・蔵冨千鶴子/ 至光社)、『どうぶつだあれかな』(文・はせがわさとみ/Gakken)、『柿本幸造 絵本画集 ひだまりをつくるひと』(Gakken)などがある。1998年没。

★はせがわさとみさん

 1980年、静岡県生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。2012年、第18回おひさま大賞最優秀賞を受賞。主な絵本に『のはらでまたね』(文溪堂)、『かえるのラミー』(BL出版)、文を担当した絵本に『どうぶつだあれかな』(絵・柿本幸造/Gakken)、幼年童話に『きみ、なにがすき?』(あかね書房)、『きょうのフニフとあしたのフニフ』(佼成出版社)などがある。

商品概要

■書名:『どうぶつだあれかな 新装版』
■絵:柿本幸造 文:はせがわさとみ
■定価:1,320円(税込)
■発売日:2025年9月11日
■発行:Gakken

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■書名:『のりものなあにかな 新版』
■絵:柿本幸造 文:はせがわさとみ
■定価:1,320円(税込)
■発売日:2025年9月11日
■発行:Gakken

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■書名:『みんなおやすみ 新装版』
■絵:柿本幸造 文:はせがわさとみ
■定価:1,320円(税込)
■発売日:2025年9月11日
■発行:Gakken

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