『おさかなちゃん』シリーズに茂木健一郎/監修の0歳~3歳の脳育絵本登場!

『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』

更新日 2022.11.11
公開日 2022.11.07
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おなまえ、おへんじ、まねっこ、かぞえる、いろ、なぞる、みっけ!など、脳を育てる遊びがいっぱい! おさかなちゃんのくらす黒い海は、こどもの可能性をはぐくむ宇宙です!

『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』書影

《はじめて読むおはなし絵本》として定番!大人気!!の『ちっちゃなおさかなちゃん』シリーズ。ベルギーを代表する絵本作家ヒド・ファン・へネヒテン氏の作品に、日本独自のアレンジを加え、60万部を超える大ヒットとなりました。
 その『おさかなちゃん』シリーズに、日本発の乳幼児向け脳育絵本が誕生!
 原作者の協力のもと、脳育あそびや各ページの絵についても、オリジナルに構成されています。

 発売後、わずか1週間で初回入荷分を完売した書店もあり、好調のすべりだし!
 シンプルなあそびながら、0さい~3さいがきゃっきゃっと反応する内容が満載!と、読者ママパパの声が続々とどいています。親子であそびを楽しむうちに、脳がぐんぐん育ちます! 

「おさかなちゃーん」紙面

「はーい」紙面

▲最初の2見開きのテーマは「おなまえ」と「おへんじ」。「おさかなちゃ~ん」と呼びかけると、かくれていたおさかなちゃんがとびだします!

 たとえば最初のページにあるのは、「おなまえ」のページ。海草のかげにかくれているおさかなちゃんに、「おさかなちゃ~ん」と元気よく呼びかけるところから始まります。
 名前を意識することは、自分と他者のちがいを認識する基礎になるのです!

監修は、脳科学者 茂木健一郎氏!

「脳科学者 茂木健一郎氏」画像

▲脳科学者 茂木健一郎氏

 本書を監修したのは、脳科学者の茂木健一郎氏。
 東京大学理学部・法学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
 幼少期には、2つ下の妹と絵本でおうちを作って「おかしの家ごっこ」ができるほど、たくさんの絵本に囲まれた環境で育ったそう!

 本書の監修の際にはなぜか、主人公のおさかなちゃんや海の仲間よりも、水の中でゆれる海草の枝葉(!?)の数を数えることに興味を示していました。
 茂木氏の天真らんまんで無邪気な「こども心」「探求心」は、黒い美しい海をのびのびとおよぎまわるおさかなちゃんや、原作者のヒド・ファン・へネヒテン氏にも通じるものがありそうです!

「脳の土台は、3歳までに80%が完成する!」~茂木健一郎氏の言葉より~

 本書の監修時にとびだした、興味深い言葉をいくつか、ご紹介しましょう。

●「脳の土台は3歳までに80%が完成する」

・0歳~3歳は学びの土台を作る時期。見て、まねして、さわっているうち、脳はどんどん変化するんだ!
・こどもがじ~っと絵を見ているときも、脳内ではどんどん変化が起きているよ。

「まねっこ」のページ 紙面

▲「まねっこ」のページでは、お口を「んぱっんぱっ」ってまねしてみて

●「黒い海は可能性をはぐくむ宇宙…」

・全ページに広がる黒い背景が、視覚回路において生命の色をかがやかせる。
・海という舞台は、こどもにとって胎内環境に近く、親しみやすい場所。
・色づかい、形など、自由な表現にふれることが、想像力を育てるんだ!

「みっけ」のページ 紙面

▲「みっけ」のページには、いろんな姿や色の、キュートな海の仲間がいっぱい! 形や色のちがいを知って見分ける練習にもなります

●「おとなの脳だって限界はない!」

・絵本をながめる時間は、おとなにとっても新しい驚きや喜びの連続。
・「こどもが反応した!」「うまくあそべた!」の成功体験が、親の脳も発達させる。
・「うちの子ってこのページが好きなんだ!」という新しい発見は、脳内のドーパミンを分泌させ、新しい神経回路を形成する。

「あかあおきいろ」のページ 紙面

▲「あかあおきいろ」のページでは、こどももにこにこ指さします

●「こどもの脳は、おとなの動きを見て発達する」

・おとなが、おさかなちゃんを指さしたり、楽しそうに読むと、そこへこどもの意識が向く。それは共感力が芽生える、大切な第一歩。
・映像や音声よりも、ひざの上やいっしょに寝転がって聞かせる生の声こそが、効果的な学びの基本。

「なぞる」のページ 紙面

▲「なぞる」のページでは、おとなが指でぐるぐるお手本をみせてあげて

●「おさかなちゃんが魚に見えるのは、人間の脳だけ!」

・絵と実物を結びつけて、魚だと認識できるようになるのは、人間の脳だけ!
・絵というシンボル化されたものを見て理解する訓練は、この後、文字を覚える際の基礎にもなっていく。

「なでなで」のページ 紙面

▲本の最後は「なでなで」のページ。おさかなちゃんは、ほんのり虹色のからだです

脳科学の見地から解説したリーフレットつき

 本書には、絵本をつかった0歳~3歳の脳そだてについて、茂木氏が脳科学の見地から解説したリーフレットもついています。
「セキュアベース」「ジョイントアテンション」「パターン学習」「ドーパミン」など、興味深い専門用語もとびだします。こどもの脳やおとなの脳についての興味や理解が深まり、絵本を読む時間が深みを増すこと間違いなし!
 ぜひ、絵本とあわせてごらんください!

「茂木氏が脳科学の見地から解説しているリーフレット」画像

▲茂木氏が脳科学の見地から解説しているリーフレット

「脳そだてのメニュー」紙面

▲表紙をめくると、脳そだてのメニューがずらり。好きなページから始めてみて

商品の紹介

『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』書影

■書名:『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』
■監修:茂木健一郎 絵:ヒド・ファン・へネヒテン 企画・構成:古藤ゆず
■発行:Gakken
■発売日:2022年10月20日
■定価:1,100円 (税込)

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『おさかなちゃん』シリーズ

『おさかなちゃん』シリーズ 書影

「おさかなちゃん」シリーズ(学研出版サイト)

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