美人力のある人は、時間が大切です。
好きなものがあるからです。
1分あれば、本を読みます。
美人力のない人は、1分の価値がないので、ネットを見ます。
好きなものがないのです。
本には、凝縮し尽くしたエッセンスがあります。
ネットでどんなにブログを読んでも、そこには凝縮性がありません。
時間がもったいないので、美人は本を読むのです。
飲み会も行きません。
2時間あったら、映画を見ます。
映画は、何億ものお金と膨大な時間をかけて2時間の作品にしています。
飲み会で2時間かけて聞くのは、誰と誰は仲がいい悪いという情報です。
好きなものがあると、1分の価値が生まれます。
時間をダラダラ過ごすのは、好きなものがないのです。
そしてこう聞きます。
「どうすれば好きなものができますか」
好きなものができる方法は、簡単です。
それが好きだと言った時に、みんなから嫌われる覚悟を持つことです。
「好きなものがあるから、飲み会に行かない」と言えば、嫌われます。
「本を読みたいから、今日は飲み会に行かない」と言って帰るのは、みんなから嫌われていいということです。
「そんなことをしていると、仲間ハズレになるよ」とビビらされても、「仲間ハズレにされたら、もっと本が読めるからいい」と喜べる、これが好きなものを持つということです。
好きなことをやるのと、みんなから嫌われるおそれをてんびんにかけた時、好きなものが圧倒的なら、嫌われることなどでは、ビクともしません。
美人力のない人は、みんなから嫌われることをおそれています。
好かれるためなら、そのことをしようと思うのです。
「こうしたら嫌われない」ということを1000個やっても好かれません。
嫌われていないだけです。
むしろ嫌われることで、好かれていくのです。
(※中谷彰宏『美人力(ハンディ版)』セレクションは、今回で最終回となります。ご愛読ありがとうございました。次回、新シリーズをお楽しみに!!)
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
向上心のある大人の女性に向けて、年齢を重ねても魅力的の「美人力」を提案。人気の書籍をハンディ版として新装発売。
定価:本体900円+税/学研プラス
バックナンバー
- 美人は、 たくさんの服より、 似合う服を着ている。
- 美人は、 行き帰りが明るい。
- 美人は、 座ってから、荷物を置く。
- 美人は、 「ごめんなさい」を言わない。
- 美人は、評価ではなく、 自分の感情を表現できる。
- 美人は、 大人の話し方ができる。
- 美人は、 だんだん美人になる。
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