【たんぱく質不足の原因は“腸漏れ”】 10万人の腸を診た内視鏡専門医が教える「新しい腸活」とは?
『たんぱく質と腸の新常識 絶対に漏らしてはいけない 新しい腸活とたんぱく質の正しい摂り方』
「たんぱく質が大事」と多くの人が知っているはずなのに、実は日本人の8割がたんぱく質不足! 疲れ、老化、肥満、高血糖、やる気の低下…… さまざまな心身の不調を解決する「新しい腸活」を教えます。
『たんぱく質と腸の新常識』
「たんぱく質が大事」と多くの人が知っているはずなのに、実は日本人の8割がたんぱく質不足!
その諸悪の根源は、せっかく摂取した栄養が無駄になってしまう“腸漏れ”なのです。
本書は、漏れない腸にするための「新しい腸活」と、たんぱく質を不足なく摂れる「たんぱく質の正しい摂り方」をお伝えします。
著者はYouTube「胃と腸の健康解説 内視鏡チャンネル」で大人気のDr.平島とDr.秋山。
これまで約10万人の腸を診てきた消化器と内視鏡の専門医が、さまざまな論文や研究データをベースに「自ら試して効果のあった方法」ばかりを紹介しているので、簡単で実践しやすく続けやすい食事術がわかります。
絶対に漏らしてはいけない、たんぱく質と腸の新常識を身につけましょう!
もくじ
たんぱく質不足で老化、肥満、不調が加速している!
たんぱく質が不足すると、なぜよくないのでしょう? 理由はおもに5つあります。
1)たんぱく質は、全身の細胞の材料 → 不足すると、体をつくる材料が足りなくなる
2)たんぱく質は、常にターンオーバーを繰り返している → 不足すると、細胞が老化する
3)たんぱく質は、ホルモン、酵素、抗体などの分泌物質の材料になる → 不足すると、体のさまざまな機能が低下する
4)たんぱく質は、心の健康にも欠かせない → 不足すると、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンの産生量が低下し、メンタルや睡眠に影響する
5)たんぱく質は、消化吸収時に約30%が熱エネルギーになる → 不足すると、冷えやすく、太りやすくなる
以上の理由により、たんぱく質が不足することで心身ともに悪影響が出てしまうのです。
たんぱく質不足の裏に潜む“腸漏れ“問題
“腸漏れ”とは、腸粘膜の細胞のすきまから、体にとって不要なものが漏れ出して吸収され、そのぶん必要な栄養素が正しく吸収できていない状態を指します。
腸粘膜の細胞に炎症が起こると、腸粘膜の細胞と細胞の間に「すきま」ができてしまいます。そのすきまから菌やウイルス、アレルギーの原因物質など、本来は腸がブロックしている不要なものまで吸収してしまい、せっかく摂った栄養素が正しく吸収できなくなる――つまり「たんぱく質不足」になってしまうのです。
“腸漏れ”が起こる原因は、大きく以下二つが挙げられます。
1)たんぱく質不足により腸粘膜の細胞のターンオーバーがスムーズに行えなくなる
2)腸内環境の悪化により、腸内の悪玉菌が増加し、腸粘膜を傷つける
“腸漏れ”によって、疲れ、老化、肥満、高血糖、やる気の低下など、さまざまな不調や病気が起こりやすくなり、それがさらに”腸漏れ”を悪化させる……。そうした悪循環に陥ります。
「漏れない腸」をつくって、たんぱく質を効果的に摂る!
“腸漏れ”のままでは、いくらたんぱく質を摂っても無駄になってしまいます。漏れない腸にするために食べるといいもの、やめたほうがいいものを理解し、毎日の食生活に取り入れましょう。
“腸漏れ”を改善したら、いよいよたんぱく質! 効率よく摂るために必要な量、時間、おすすめ食材、合わせて摂るといいものなど、実践的な食事術を紹介します。
おもな内容
●第1章【知識編】たんぱく質不足で老化、肥満、不調が加速している!
・ちゃんと摂っているつもりでも……実は日本人の8割以上はたんぱく質不足!
・たんぱく質不足は老化のもと! 万病のもと! 肥満のもと!
・健康診断の数値から“隠れたんぱく質不足”がわかる
……ほか
●第2章【知識編】たんぱく質不足の裏に潜む“腸漏れ”問題
・“腸漏れ”で栄養が無駄になる!
・日本人の7割以上が“腸漏れ”の可能性あり!
・腸はただの消化器官ではない! 腸のスペシャルな働きとは?
・何歳になっても腸は生まれ変われる!
……ほか
●第3章【実践編】まずやるべきは“漏れない腸”をつくること
・腸漏れの最大の原因は“未消化の炭水化物”だった!
・食物繊維はバランスよく、いろいろな食品で摂ると効果が高まる
・腸にベッタリ張りつく小麦グルテンを5日間断ってみる
・ヨーグルトで腸活はもう古い!
・腸漏れの原因になる乳製品を一度やめてみる
・選ぶべきは乳酸菌を1日1兆個摂れるサプリ
・腸粘膜の細胞の結合をビタミンDが強化する
・腸漏れ対策に新提案!「たまごわやさしげ」食品
……ほか
●第4章【実践編】体が生まれ変わる! たんぱく質の効果的な摂り方
・たんぱく質はどれくらい必要なのか?
・朝食こそたんぱく質ファースト!
・たんぱく質のバランスは動物性:植物性=1:1が理想
・筋肉や美肌をつくるためにはたんぱく質+αが必須!
・なんとなくだるい……を解消するたんぱく質+鉄、ビタミンB群の摂り方
・運動後の「マイオカイン」がたんぱく質を使って体をメンテナンス!
・食べる量が減ってきた……そんなときのたんぱく質の摂り方
・居酒屋メニューは3ステップ作戦で最高のたんぱく質補給を!
……ほか
●Talk Room(対談コラム)
・便秘薬を長期間服用すると腸の中が真っ黒になる!
・腸漏れ対策的、炭水化物の摂り方「私たちは“冷やごはん派”です」
・乳酸菌・酪酸菌サプリは本当に効果があるのか?
・とても大事なうんちとおならの話
・たんぱく質不足解消のためにプロテインを飲んだほうがいい?
・間食は、何をどう食べるかで敵にも味方にもなる!
……ほか
著者プロフィール
平島徹朗(ひらしま・てつろう)
1973年神奈川県生まれ、大分県育ち。日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本抗加齢学会専門医。国立佐賀大学医学部卒業後、大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部などの勤務を経て、「たまプラーザ南口胃腸内科クリニック」「福岡天神内視鏡クリニック」を開設し、院長、理事長を務める。「薬の服用は最小限に、食事と生活習慣の改善が最優先」をモットーに横浜と福岡で診療を行っている。趣味はトライアスロン、筋トレ、ランニング、YouTube撮影。豆柴犬をこよなく愛す。
秋山祖久(あきやま・もとひさ)
1975年佐賀県生まれ。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医。中学生のころ、急性虫垂炎で入院したときの主治医のやさしさに感動し、医師を志す。長崎大学医学部卒業後、長崎大学消化器内科に入局。多くの総合病院勤務を経て、『福岡天神内視鏡クリニック』院長に就任。年間4000例以上の内視鏡検査を行っている。ビタミンDを愛し、ビタミンDの大切さを熱心に語ることから「ビタミンD先生」と呼ばれている。趣味はトライアスロン、読書、スポーツ鑑賞。早歩き通勤が日課。
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商品の紹介
■書名:『たんぱく質と腸の新常識 絶対に漏らしてはいけない 新しい腸活とたんぱく質の正しい摂り方』
■著:平島徹朗、秋山祖久
■発行:Gakken
■発売日:2024年9月26日
■定価:1,595円(税込)
【電子版】
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