【感涙必至!】家族といっしょに読みたい1冊、『介護の花子さん』発売!!

『介護の花子さん』

公開日 2024.09.06
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「介護の現場」は、小説・ドラマの最高のテーマ!「命」と「人生」に向き合い成長する主人公の姿を描いた、泣いて笑って、またまた泣ける感動作。

介護のイメージが変わる物語

 本作の主人公は、大学を卒業して「介護の仕事」に従事することになった新社会人。かつて「介護の仕事」は、「3K(暗い・きつい・きたない)」の代表のようにも考えられていました。しかし、本作の主人公は、よくも悪くも、そんなことさえわかっていません。でも、だからこそ主人公は、介護の仕事にまっすぐに向き合うことになり、成長していくのです。この小説は、介護のイメージが変わる、笑いあり、涙ありの感動ストーリーです。

『介護の花子さん』書影

▲仕事に遅刻しそうなのか、パンをくわえたまま走る主人公の目にとまったのは、車椅子で難儀する老人の姿。そして主人公がとった行動は……。主人公の性格の一端をうかがい知ることのできる、くりたゆき氏による、明るく優しいタッチの表紙。

「プロローグ含め、6つのエピソードの連作短編となっている。」紙面

▲プロローグ含め、6つのエピソードの連作短編となっている。


 あらすじ
 山田花――通称「花子」は、ちょっぴりお調子者で、笑顔だけが取り柄(と自分では思っている)の22歳。やりたいことも、これといった特技もなく、とうに就職先が決まった友人たちをよそに、就職活動で大苦戦していた。そんなある日、1件だけ内定通知が届く。それは、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、「ふぁんホーム」からだった。藁にもすがる思いで花は、「ふぁんホーム」へ就職する。
 ところが、思い切って飛び込んだ介護の世界は想像以上に大変なことばかり。早々に転職を決意した花は、新たな就職先が決まるまでの「つなぎ」のつもりで「ふぁんホーム」の仕事を続けるが、厳しさと優しさを兼ね備えた先輩スタッフに囲まれ、性格も入居理由もさまざまな入居者たちと関わっていくうちに、心が揺らぎ始め……。


主人公の花と「ふぁんホーム」のスタッフ・入居者たち。 紙面

▲主人公の花と「ふぁんホーム」のスタッフ・入居者たち。

「一人だけ就職先が決まらず花は焦る。」紙面

▲一人だけ就職先が決まらず花は焦る。

あらゆる年代の方へおススメ!

 本書の作者は、人気作家のあさばみゆき氏。実際のサ高住施設「ココファン」への取材をもとに書かれた本書は、コミカルな描写を交え、軽やかな雰囲気ながらも「介護」の現場のリアルが伝わってくる作品となっています。
 主人公、花が入居者や先輩スタッフとの関わり方や、仕事への姿勢で悩み、成長していく姿は、小中学生の読者だけではなく、仕事で奮闘している大人にも感情移入できるはず。作中で花が入居者に言われた「ある言葉」は、物語を最後まで読んでその真意がわかったとき、深く心に残ります。
 また、入居者とその家族の、優しくも少し切ないストーリーは、家族の介護を経験した人や、これから経験するであろう人にも響くことでしょう。ぜひ幅広い年代の方に読んでいただきたい一冊です。

テーマは現代の最重要課題

「介護」は現代の日本、そして未来の日本においても、最も重要な課題の一つです。
 7月には下記のようなニュースが報道されました。

 介護職員が2026年度に全国で約25万人不足するとの推計結果を厚生労働省が公表。(2024年7月12日)

「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」画像

▲厚生労働省ホームページより(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html

 このような事態を少しでも脱却すべく、介護職に従事する全ての方、高齢者を抱えた家族、これから、高齢者になる私たちには、【介護】の現場の今を知る必要があります。
「介護施設」とどう付き合うか、そもそも、それはどのような場所なのかは、高齢者自身、あるいは高齢者を抱えた家族が知っておくべき知識です。さらに介護職に従事する人にとっては、自分が働く場所がどのようなところなのかは知っておきたいものです。
 きっと本作品を読めば、自分が働こうとしている職場のドラマチックさを感じられて、そのやりがいに「働きたくなる」ことでしょう。

「ふぁんホーム」で働き始めた花だが、その前途は多難!? 紙面

▲「ふぁんホーム」で働き始めた花だが、その前途は多難!?

「様々な事件を乗り越え、花は少しずつ「介護」という仕事への意識を変えていく。」紙面

▲様々な事件を乗り越え、花は少しずつ「介護」という仕事への意識を変えていく。

「ドラマ化・映像化」に最適!

 超高齢化社会で生きる私たちにとって、身近な問題でありながらも、その実際があまり知られていない「介護」というテーマは、多くの視聴者が関心をもつものです。そのテーマを笑いあり、涙ありのストーリーで描いた本書は、続編の刊行も決定しており、ドラマなどの映像化に最適な作品です。 
 また、映像化に際しては、撮影や内容監修において、学研グループが最大の協力をいたします。
 もし映像化のご希望がございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。

お問い合せ

 著者インタビューや介護の仕事の専門職のインタビューにも対応できますので、こちらも上記同様、お気軽にお問い合わせください。


[著者プロフィール]
 あさばみゆき
 横浜市在住。3月27日生まれ。主な作品に『いみちぇん!』『サバイバー!!』(角川つばさ文庫)、『歴史ゴーストバスターズ』(ポプラキミノベル)などの児童文庫のシリーズがあるほか、ライト文芸やライトノベル(あさば深雪名義)も。

公式HP


商品の紹介

『介護の花子さん』書影

■書名:『介護の花子さん』
■著:あさばみゆき
■絵:くりたゆき
■発行:Gakken
■発売日:2024年9月5日
■定価:1,210 円(税込)

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