人気漢方家が薬に頼らずメンタルを元気にする食事法をわかりやすく解説

『胃腸をあたためると心の不調が消える 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』

更新日 2024.06.28
公開日 2024.06.27
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胃腸とメンタルが互いに影響し合うメカニズム、そして、弱った胃腸をあたためて、薬に頼らず心と体を元気にする方法を、のべ45,000件以上の不調改善をサポートしてきた人気漢方家がわかりやすく教えます。

本書のポイント


・メンタルと胃腸の深い関わりと、胃腸をあたためて心の不調を改善する食べ方と暮らし方がわかる
・「うつうつ」「イライラ」「だるだる」「モヤモヤ」など、メンタル(感情)のタイプ別に効く食材を多数紹介
・多くのヒット書籍を持ち、SNSの合計フォロワー数が22万人を超える、人気漢方コンサルタントの最新刊


 強いストレスや緊張を感じて、胃がキリキリと痛んだり、つい暴飲暴食してしまったり、反対に食欲がなくなったり、お腹をくだしてしまったり……多くの人がそんな経験をしているように、心と体は密接につながっています。
 そして、体のなかでもとくにメンタルとの結びつきが強いのは胃腸です。
 メンタルに不調が起きると胃腸にも大きく影響するし、逆に、胃腸が不調になればメンタルにも大きく影響します。
 つまり、胃腸の不調を改善して元気にすれば、心の不調もよくなるのです。

 胃腸を元気にするために、もっとも大切なのは「胃腸をあたためる」こと。
 実は現代人の多くが、知らず知らずのうちに胃腸を冷やし、負担をかけてしまう食事と生活をしています。
 人によっては、「健康や美容のために」と意識して毎日の習慣にしていることが、胃腸を冷やしている場合もあります。
 そうして日々冷やされて弱った胃腸が、メンタルにも悪影響を及ぼし、心の不調を招いてしまうのです。

「胃腸が弱っているかがわかる「胃腸のお疲れ度チェック」つき」紙面

▲胃腸が弱っているかがわかる「胃腸のお疲れ度チェック」つき。ひとつでもチェックがついた人は、胃腸が疲れています。今すぐ胃腸をあたためて元気にしてあげましょう

自分の体質・感情のタイプに合った食事と暮らしで心と体を元気に

 本書は、弱ったメンタルを強くするために、胃腸をあたためて元気にする食事と暮らしをお伝えします。
 著者は、SNSでわかりやすくやさしい養生法を発信しながら、これまでのべ45,000件以上の健康相談(漢方相談)に応じてきた漢方家(漢方コンサルタント)の櫻井大典さん。
「自分自身、メンタルは強くない」という櫻井さんが、中医学(東洋医学の一種)の知恵をベースに、多数の不調改善をサポートした知見や自身の経験も踏まえた、ゆるくて実践しやすい食べ方、睡眠などの暮らし方のコツを教えます。

 ひと口にメンタル不調といっても、その不調のタイプはさまざまです。
 そこで、本書の第3章では、全員におすすめの「胃腸を元気にする食材」「心を安定させる食材」のほか、「うつうつ」「イライラ」「くよくよ」「ビクビク」「ざわざわ」「だるだる」「モヤモヤ」など、今のメンタルの状態(感情)に効く食材、さらに「ドカ食い」「食欲がない」「慢性疲労」「不眠」「めまい」「耳鳴り」「頭痛」「吐き気」といったメンタル不調で表れやすい体のお悩みに効く食材など、さまざまなメンタル不調・症状に対応できる「食べるクスリ」を多数紹介します。

中医学の考えでは、人の体には「五臓(ごぞう)」という機能があり、そのひとつで胃腸に近い役割をもつ「脾(ひ)」が弱ると、メンタル不調が起こりやすくなります 紙面

▲中医学の考えでは、人の体には「五臓(ごぞう)」という機能があり、そのひとつで胃腸に近い役割をもつ「脾(ひ)」が弱ると、メンタル不調が起こりやすくなります

「食べ物や飲み物には、胃腸の好きなものと嫌いなものがあります。ふだん、自分が好きで食べたり飲んだりしているものが、実は胃腸にとっては嫌いなものかもしれません」紙面

▲食べ物や飲み物には、胃腸の好きなものと嫌いなものがあります。ふだん、自分が好きで食べたり飲んだりしているものが、実は胃腸にとっては嫌いなものかもしれません

第3章で紹介する「胃腸を元気にする食材」「心を安定させる食材」は、心と体が弱っているすべての人におすすめ 紙面

▲第3章で紹介する「胃腸を元気にする食材」「心を安定させる食材」は、心と体が弱っているすべての人におすすめ

こちらはメンタル(感情)が「うつうつ」してしまう人におすすめの食材。その感情になりやすい体質も明記しています 紙面

▲こちらはメンタル(感情)が「うつうつ」してしまう人におすすめの食材。その感情になりやすい体質も明記しています

冬になると日照時間が減って「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌量が減って気分が落ち込みやすくなるなど、季節によってメンタルもゆらぎます。そこで、春夏秋冬+土用(季節の変わり目)の各季節ごとの過ごし方も紹介します 紙面

▲冬になると日照時間が減って「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌量が減って気分が落ち込みやすくなるなど、季節によってメンタルもゆらぎます。そこで、春夏秋冬+土用(季節の変わり目)の各季節ごとの過ごし方も紹介します

おもな内容

[第1章]胃腸が弱ると心も弱る
●食べるものに意識を向ければ、心の不調は自分で治せます
●そのメンタル不調、胃腸から始まっています
●“腸脳相関”からもわかる胃腸とメンタルの切り離せない関係
●気づいていないだけかも? こんな症状は胃腸の弱りのサイン
●ドカ食いしてしまうのも、実は胃腸の弱りが原因 ほか

[第2章]胃腸と心が元気になる食事術
●「全部やらなきゃ」ではなく、「これならできそう」から
●不調を改善するには、“足す”より“引く”が大事
●野菜でもたんぱく質でもなく、汁物ファーストがおすすめ
●その食べ方、自分をいじめてない? つい食べすぎてしまう人へのヒント
●冷えに効く“しょうが”は、摂り方にコツがあります ほか

[第3章]胃腸と心が元気になる食材事典
●体質・感情・症状に合った食材で体と心を整えましょう
●全員におすすめの食材
 胃腸を元気にする、心を安定させる
●メンタル(感情)のタイプ別おすすめ食材
 うつうつ、イライラ・ムカムカ・ピリピリ、くよくよ・めそめそ、ドキドキ、ビクビク、だるだる、へろへろ、ざわざわ・そわそわ、おろおろ、モヤモヤ、もんもん
●お悩み別おすすめ食材
 暴飲暴食、食欲がない、胃もたれ、便秘、下痢、慢性疲労、不眠、めまい、耳鳴り、頭痛、吐き気

[第4章]胃腸と心が元気になる暮らし方
●眠りを妨げている原因は? 不眠の症状別 今夜からできる対策
●「なかなか起きられない」の唯一にして最善の解決策
●季節とともにゆらぐメンタルと胃腸の整え方
●心が不安定なときほど深~い呼吸が大切なわけ
●知っておくと助かる 突然の「困った!」への対処法 ほか

[コラム]こころのお悩み相談室
「朝起きるときが、1日のうちで一番憂うつです」
「泣きたいときは、我慢せず泣いてもいいですか?」
「子育てでいっぱいいっぱいで、心も体もヘトヘトです」
「睡眠薬は、やっぱり飲まないほうがいいですか?」
「同じことばかりグルグルと考えてしまいます」 ほか

著者プロフィール

「著者」画像

 櫻井大典(さくらい・だいすけ)
 漢方コンサルタント。国際中医専門員。日本中医薬研究会会員。
 漢方薬局の三代目として生まれ育つ。カリフォルニア州立大学で心理学や代替医療を学び、帰国後に中医学を学ぶ。中国の首都医科大学附属北京中医医院や雲南省中医医院での研修を修了し、国際中医専門員A級資格を取得。年間数千件の健康相談を受け、これまでにのべ45,000件以上の相談者の心身の悩みに応えている。SNSで発信されるやさしいメッセージと、簡単で実践しやすい健康法も大人気で、総フォロワー数は22万人を超える。

・X:@PandaKanpo
・Threads:@pandakanpo

成城漢方たまり

商品の紹介

『胃腸をあたためると心の不調が消える 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』書影

■書名:『胃腸をあたためると心の不調が消える 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』
■著者:櫻井大典
■発行:Gakken
■発売日:2024年6月27日
■定価:1,650円(税込)

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