世界的アルピニスト・野口健さんの児童書ノンフィクション発刊! いま子どもたちに本当に伝えたいこと。

『登り続ける、ということ。 山を登る 学校を建てる 災害とたたかう』

更新日 2021.05.06
公開日 2021.04.23
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過酷な登山と並行し支援活動を続ける野口さんが、決して挑戦を諦めない理由とは。

 1999年、当時の世界最年少記録で、世界7大陸の最高峰を登頂した野口健さん。

 野口さんはその後、登山と並行し、山での清掃活動やネパールでの学校設立など、多くの環境保護活動や支援活動を行っている。

 本書は、そんな野口さんの活動や、熱い思いが綴られた児童向けノンフィクションだ。

あらすじ

 世界7大陸の最高峰を登頂した野口健さんは、過酷な登山を続けながら、ネパールでの学校設立や植林、国内外での大地震の被災地支援などに取り組んでいく。なぜ、困難に挑み続けることができるのか。野口さんから若い読者へ贈る、ゆるぎない信念のメッセージ。

<目次>
■ぼくはアルピニスト

■ヒマラヤの支援で感じたこと
■熊本地震の被災地支援で感じたこと
■ぼくは登り続ける
あとがき
コラム1 ぼくの登ったおもな山
コラム2 登山クイズ
コラム3 ぼくをだきしめてくれたマータイさん

▲エベレスト登頂から支援活動まで、二十年以上にわたる活動を幅広く紹介している。

 

おすすめポイント

迫力の登山シーン

 本書は、1999年、エベレストに三度目の挑戦をする野口さんの、迫真の登山シーンから始まる。高度8848mの環境は死と隣あわせ。後半では、雪崩事故にあった際の話や最近のマナスル山への挑戦も登場し、登山の世界の奥深さを味わうことができる。

▲巻頭では迫力ある登山中の写真をカラーで掲載。

▲コラムでは野口さんが登った山についても紹介。

 

世界をとりまく問題について知る。

 貧困や教育格差、環境破壊など、この本に登場する問題は、今SDGsとして注目される、世界全体の課題でもある。これらを現場からのリアルな視点で知ることで、自分たちに何ができるのかを考え、理解を深めることができる。

▲多岐に渡る支援活動の様子を写真付きでたっぷり紹介(巻頭)。

▲熊本地震の時には、登山時の経験からテント村を設営。同じく登山の経験から、避難所では前向きな心持ちでいられることがとても大切だという。

野口さんの信念

 野口さんが世の中の「日の当たらない部分」に関心を持ち、各支援を行うようになったきっかけについても紹介。どんなに困難な挑戦でもあきらめず、周囲の人を巻き込んで努力する野口さんが、若い世代に伝えたい数々の熱い信念にも注目。

 

▲支援活動に打ち込むエネルギーは実は登山からもらっていたものだと、雪崩事故の後遺症でしばらく山に登れなかった時期に気づく。まずは自分自身を大切にし、生き生きとしていなければ、人を大切にすることはできない。

野口 健 プロフィール

アルピニスト。1973年アメリカ・ボストン生まれ。亜細亜大学国際関係学部卒業。

1999年、エベレストの登頂に成功し7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。

富士山清掃活動をはじめ、シェルパ基金設立、被災地支援など、環境活動、慈善活動を多く行う。著書に『確かに生きる』(集英社)、『あきらめないこと、それが冒険だ』(学研)など。

野口健公式ウェブサイト:http://www.noguchi-ken.com/

野口健チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCAlWMONIARSY_IsAjY9T39A

 

商品概要

書名:『ヒューマンノンフィクション 登り続ける、ということ。 山を登る 学校を建てる 災害とたたかう』
著者:野口 健
対象年齢:小学校中学年~
発行:学研プラス
発売日:2021年4月22日(木)
定価:1540円 (税込)
仕様:A5判ハードカバー、 128ページ

ISBN
:978-4-05-205326-9

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