教養のある会社は、寿命が長い。

千田琢哉『20代で身につけるべき「本当の教養」を教えよう。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2017.03.31
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 私が元経営コンサルタントだったと聞くと、必ずこんな質問をしてくる人がいる。
「どんな会社の寿命が長いですか?」
「倒産しない会社の特徴はありますか?」
けれども会社の事情とは本当に千差万別であり、
「あんなに立派な会社がなぜ倒産してしまったのか?」と驚くこともあれば、
「どうしてあんな会社がまだ倒産せずに残っていられるのか?」と驚くこともある。
どちらも私が経験した実話だ。
現に、私が1次情報として知っているある会社は、
どの角度から見てもとっくに倒産していなければおかしいのに、
先日ふと思い出してインターネットで検索したところ、何とまだ健在だった。
まあ、こういう例外的な存在には必ず裏話や秘話が隠されているのだが、
ここでそれを語るつもりはない。
概して教養のある会社は寿命が長く、無教養な会社の寿命は短い傾向にある。
組織はトップで決まる、というのはよく聞く話だが、
要は、社長が勉強熱心な会社は概して寿命が長いということだ。
これは中小企業だろうが大企業だろうが、会社の規模は関係ない。
よく本を読んで勉強している社長は会社を存続させる傾向があるのに対して、
本嫌いで頑固な社長は悲惨な結末を迎える傾向がある。
これは、本を読む社長の全員が会社を存続させるという話ではなく、
会社を存続させる社長には、どう贔屓目に見ても本好きが多かったということだ。
会社経営をしていると、たいてい5年に一度は「ヤバい!」と思う瞬間があるが、
「ヤバい!」を次々に乗り切っていく知恵の元となるものが、
これまで読書で培ってきた教養なのだろう。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

20代で身につけるべき「本当の教養」を教えよう。

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