「そんなの知るわけがないよねぇ?」と 共感を求めてくる相手とは、今すぐ絶縁する。

千田琢哉『20代で身につけるべき「本当の教養」を教えよう。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2016.12.26
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無教養な人の特徴に、自分の無知に正面から向き合えないことがある。
格上の相手から自分の無知を指摘されると、
さっそく陰で、自分同様に無知蒙昧な集団に集合をかける。
そして「そんなの知るわけがないよねぇ?」とヒソヒソ話に精を出す。
ひょっとして、あなたもそうしたメンバーの1人ではないだろうか。
これを読んでヒヤッとした人は、まだ見込みがある。
「そんなの知るわけがないよねぇ?」と共感を求めてくる相手とは、
今すぐ絶縁することだ。
「そんなの知るわけがないよねぇ?」とヒソヒソ話に精を出す仲間に入っていると、
あなたはどんどん向学心を奪われる上に、
偶然それを目にした一流の人々から「あの人は三流」と烙印を押されてしまう。
無知なところに勉強する気までなくなるから、ますます無知になる。
その上、一流の人々から嫌われると、二度とチャンスをもらえなくなる。
結果としてあなたの人生は、負のスパイラルに突入してしまうのだ。
このように世の中の仕組みというのは複雑に見えて、
実はとてもシンプルにできているのだ。
「そんなの知るわけがないよねぇ?」という状態を、
あなたの人生でできるだけ少なくしていく姿勢が教養を創るのだ。
そのためには、無知であることを正当化しようとする
負け犬軍団の中に自分の身を置くべきではない。
無知は恥ずかしいことであり、それを正当化するのはもっと恥ずかしいことだ。
知らないことを真摯に知ろうとする姿勢が、教養を身につけるスタートなのだ。

 

(※毎週月曜日、全8回掲載予定です。3回目の次回は12月26日掲載予定です。)

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

20代で身につけるべき「本当の教養」を教えよう。

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