たとえ誤解をされても、 言い訳は1回まで。

千田琢哉『たった2分で、自分を磨く。』セレクション

UPDATE 2020.07.30
公開日 2016.04.11

 人生に誤解はつきものだ。

一度も誤解されないように
人生を送るのは、まず不可能だ。

 あなたも誤解されて悔しい思いをしたことはあるはずだ。
 誤解された場合、言い訳はしてもいい。
 ただし、言い訳は1回に留めておくことだ。
 1回だけきちんとストレートに伝えたら、後は相手に解釈を委ねることだ。
 相手が理性を失って感情的になり、理解しようとしてくれない場合もある。
 その場合も、言い訳は1回以上しない。
 言い訳を何度も繰り返したところで、感情的になった相手の誤解を解くことは難しいのだ。
 言い訳は、長引けば長引くほど説得力に欠けていく。
 きちんと相手の目を見て、1回勝負の言い訳に命をかけるのだ。
 そうすれば、相手にその迫力が伝わる。
 仮に相手が感情的になっていても、相手の心には1回の言い訳のみ刻まれる。
 興奮から冷めて時間が経てば、1回の言い訳が相手の心の中で反芻される。
 その言い訳が理屈の通るものであれば、たいていの場合、相手は理解してくれるものだ。

言い訳を2回以上繰り返さなければ、
相手に言い訳がましい印象は残らない。

 その上、言い訳しない潔い人間だと評価も上がる。
 言い訳は1回までと決断するだけで、人望までも築いていけるのだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、自分を磨く。
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