頭の回転を速くしたければ、速く歩く。

千田琢哉『現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。』セレクション

更新日 2020.07.31
公開日 2015.09.14
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仕事のスピードを速くしたければ、頭の回転を速くしなければならない。
頭の回転を速くするためには、速く歩くことだ。
速く歩くためには、目的を明確にしなければならない。
なぜなら目的もないまま速く歩こうとしても、
向かう先がわからないから速く歩けないのだ。
目的がない人は、例外なく歩くのが遅い。
自分がどこに向かっているのか確信していないと、人は歩くのが遅くなるからだ。
つまり、夢のない人は歩くのが遅いということだ。
私はこれまでに3000人以上のエグゼクティブたちと会って仕事をしてきたが、
歩くのが遅い人は数えるほどしかいなかった。
今でも顔と名前が一致するくらいだ。
しかも歩くのが遅い人たちは、あることで見事に一致していた。
もう人生の双六(すごろく)で“上がり”の人たちであり、夢を達成していた富豪たちだった。
あなたも人生の双六で“上がり”なら、ゆっくり歩くのも悪くないが、
これからまだ成長を目指しているのなら、
できるだけ速く歩くことだ。
速く歩くためには、すべてにおいて目的を明確にすることだ。
朝、出社する際にも、速く歩くことだ。
今日はまず何をやるのかは、前日に決まっているはずだ。
お手洗いに行くときにも、速く歩くことだ。
お手洗いに行く目的は、最初から決まっているはずだ。
ランチに移動する際にも、速く歩くことだ。
どの店にするのかは、あらかじめ決めておけるはずだ。
会議室に移動する際にも、速く歩くことだ。
どこで会議をやるのかなんて、あらかじめ決まっているはずだ。
上司に呼ばれてデスクに向かう際にも、速く歩くことだ。
どうせ行かなければならないのなら、
速く行ったほうが上司の心証もいいに決まっている。
一度速く歩く習慣を身につけると、
もうノロノロ歩くことができなくなる。
なぜなら、速く歩くと周囲のあなたへの評価が上がり、
人生のステージも上がるからだ。

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。

「予定調和」の日常を捨て、毎日を進化し続けるための52のリスト。仕事、恋愛、人生…、最近たるんできたなと思ったら読む本!
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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