千田琢哉『今日が、人生最後の日だったら。』セレクション
いつも眠そうな顔をしている人がいる。
いつも眠そうな顔をしている人の特徴は、
揃いも揃ってうだつが上がらないということだ。
例外はない。
仮に成功しているように見えても、いずれ健康を害して失脚することになる。
これを反面教師として学ばせてもらうなら、あなたはちゃんと熟睡することだ。
熟睡は体質ではなく、工夫だ。
成功者たちが何にお金を使うかといえば、健康だ。
良質な食材、良質な住居、良質な環境を確保するためにはいっさい妥協しない。
良質な環境の中でも、とりわけ大切なのが睡眠なのだ。
睡眠時間は人によって、あるいは、その日の体調によって差があるから問題ではない。
いかに深い睡眠を確保できるかが勝負なのだ。
何百万円もかけて寝室を改造するのもいいが、それはお金持ちになってからでいい。
まずは、枕を変えることだ。
私が見たところ、自分にベストな枕で睡眠を取っている人は驚くほど少ない。
高さが合わないために、常に首筋を痛めている人は多い。
硬さが合わないために、常に疲れが取れない人は多い。
それでは、一日のスタートから負けているようなものだ。
オーダーメイドで専用枕を作ってもらったり、ベストな高さと硬さを自分で見つけることだ。
ベストな自分専用枕を見つけるだけで、人生が確実に変わる。
まず、眠りに入るスピードが断然違う。
次に、眠りの深さがまったく違うから夜中に途中で目を覚まさなくて済む。
最後に、寝起きが抜群によくなる。
同じ6時間の睡眠でも、自分に合わない枕で眠るのと、自分にベストな枕で眠るのでは雲泥の差なのだ。
恐らくベストな自分専用枕を見つけるだけで、あなたの睡眠時間は減るに違いない。
初日はあまりにも熟睡できるため、驚くほど早朝に起きてしまうかもしれない。
熟睡できる環境さえ確保すれば、
人生は悪いようにならないものだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
今日が、人生最後の日だったら。
「悔いのない毎日」を手に入れる50のヒント
生きているから、やっておきたいことがある。生きているから、伝えたい言葉がある。20代のカリスマが説く人生完全燃焼の法則。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 冴えない同性同士で群がって、 愚痴・悪口・噂話をしない。
- メールを変えると、 人生は変わっていく。
- 入院すると、いやが応でも 人生を仕切り直せる。
- 人生最後の日に やっていたいことを、 今からやろう。
- ハズレの人や店とは、 二度と関わらない。
- 死ぬほど好きな人に、フラれる。
- 生まれたからには、 とことん生き抜いてやれ。