自分が遭遇した出来事はカルマとは無縁ではない

木村藤子『あなたが、ここに生まれてきた理由』セレクション

UPDATE 2020.07.21
公開日 2014.10.22

 突発的な事故、痛ましい事件、自然災害等々、それがたとえどんな出来事であったとしても、現世で自分が遭遇したことは自分のカルマと決して無縁ではありません。

 私がよく知っているある男性が、親御さんに連れられて相談に来たときのことです。
 神が見せてくれたのは、前世のカルマによって、「彼が二十歳になったとき、大きな事故にあう」との光景でした。
 当時、彼は十七歳で、私もよく知る間柄だったこともあって、少なからずショックでしたが、そのことを正直に親御さんに伝え、「くれぐれも事故に十分気をつけてください」といいました。
 それから、三年が経過して、彼が二十歳になった頃、親御さんから連絡がありました。
 その彼(息子さん)がバイクで通行中、急に左折してきた車に追突されて、事故にあってしまったというのです。
 不幸中の幸いで、九死に一生を得たものの、彼は複雑骨折で長期間入院することに……。

 カルマの法則から見たら、その事故は起こるべくして起きてしまったということです。

 たとえば、極端な場合、わが子が自殺してしまった場合でも、親にとってはとてもつらく、胸を引き裂かれるような体験でしょう。

 しかし、それもまたカルマによる縁であり、そこで残りの人生をただ悲しみに打ちひしがれたまま過ごすのではなく、親自身が何に気づいて、直していけるか、が大事なのです。
 仮に、殺人事件の場合でも、殺した人と殺された人にもカルマゆえの縁があり、その痛ましい事件を通して、何に気づいて、どのように心の成長につなげられるか。

 その気づきの如何が、また悪縁をくり返すのか、それともここで悪縁を断ち切って、良縁に変えていけるのか、という来世の方向を決定づけることになります。

 ようは、その苦しみの中で、自分は何に気づかなくてはいけないか、何を学ぶべきかが重要であって、ただ感情的にふり回されることなく、心を磨くための機会にできれば、それが双方にとってスピリットを成長させることになるのです。

 また、特にお世話になったり、好かれたいという理由もないのに、なぜか「この人の役に立ちたい!」という心理が働く場合なども、過去世においてその人に何らかの借りがある場合があることがあります。

 そのような場合は、役に立つことで借りを返したいだけなので、お礼を求めたり、特別に扱われたいわけではなく、借りが返せたら、自然に縁も遠のいていくことになります。

 関係が一定期間続く場合でも、やがてその関わりは消滅し、関係が離れるのですが、そこでお互いを大切にしあい、良好な関係を継続するためには、新たな出発を意味する「心の知識」をしっかりと理解し、行動しないと、“大切な福”を失うことにもなりかねません。

 なぜなら、カルマの貸し借りが終わると、相手側が元の“愚かな部分”を直していない場合、さらに見えない罪が表面に浮き出ることもあるからです。

 

木村 藤子 (きむら ふじこ)

1947年、青森県出身。地元で有名だった霊能者の母のもとに生まれる。

高校卒業後、信用組合につとめるが、30代の時に神の声を聞き、霊視・透視能力を授かる。
1990年、青森県むつ市内のデパートで開催された爬虫類ショーのニシキヘビが逃げた際、ヘビの居場所と見つかる時間を正確に透視。このヘビ騒動が全国に報道されたことから、「ヘビの神様」「青森の神様」と呼ばれ、一躍有名に。現在、霊能者として日々多くの人の悩み相談に応じている(一男一女の母親でもある)。

著書に『「気づき」の幸せ』『あなたを変える「気づき」』『幸せをつかむ 気づき暦』(以上、小学館)『幸せの絆』『幸せの風が吹いてくる』『幸せの詩が聞こえる』『神様が伝えたいこと』『母であるあなたに気づいてほしいこと』『気づく力』『新・気づく力』『木村藤子神様の言魂カード』『「本当の自分」に気づく本』(以上、主婦と生活社)『幸せを呼び寄せる30の「気づき」』『すべての縁を良縁に変える51の「気づき」』『幸せの「気づき」相談』(以上、新潮社)『子育ての気づき〜母親編〜』(竹書房)『すべての「別れ」は幸せのためにある』(KADOKAWA)『幸せになるための「気づき」の法則』『神様に愛される生き方・考え方』『幸せになる人の心がけ・心がまえ』『あなたが、ここに生まれてきた理由』『魂のシナリオどおりに生きていますか?』『この出会いは魂が選んだこと』(以上、学研)などがある。

 

作品紹介

あなたが、ここに生まれてきた理由

人は死後、あの世でどのように裁かれ、生まれ変わるのか。“青森の神様”木村藤子が初めて明かす、生まれ変わりの真実!

定価:1,200円+税/学研プラス

バックナンバー

関連コンテンツ

あわせて読みたい