アナウンサーとして、相撲部屋の女将として、河野景子氏が日々悩み、考えながら書き上げた、心揺さぶられる珠玉のエッセイ。言霊の国・日本に生きる全ての人々に知ってほしい一冊です。
日々のコミュニケーションを楽しくする「コトバのおはなし」をあなたに……
多彩なキャリアをもつ河野景子氏の新刊は、自身が主宰する『河野景子のことばのアカデミー』から生まれた、溢れんばかりの言葉(コトバ)への思い入れと、それぞれに関する新解釈が満載の、たおやかな日本語本です。
文中には様々なコトバと、それに関する著者ならではの見解が示されます。例えば、「日本は〝結ぶ"文化です」という文章では、「結」という漢字そのものの成り立ち(糸+吉)にまず着目します。次に「むす+ぶ」と読みを分解して考え、そこから「むす=生命が生まれること」という言葉の由来に思いを馳せます。同時に着物や相撲などの日本文化における「結び」にも触れながら、最終的には人と人との結びつき、つながりの大切さに言及していくのです。このようにわたしたちが日々、何気なく使っているコトバを取り上げ、そこに込められた本当の意味や不思議について、柔らかく上品な語り口で説明していく、今までになかった内容の書籍になっています。
巻末には著者がこれまでに培ってきた会話、プレゼンに関する特別講義も収められた本書を、日々の生活の中でのコミュニケーションに悩むみなさまに是非おすすめしたいです!
■目次
はじめに
第一章 「雛」の章
第二章 「水」の章
第三章 「和」の章
第四章 「雲」の章
第五章 「心」の章
特別賞 ことばのアカデミー
おわりに
■著者プロフィール
河野 景子(こうの けいこ)
宮崎県生まれ。1988年上智大学卒業。フジテレビにアナウンサーとして入社。1995年結婚、のち相撲部屋の女将を務める。現在は、『河野景子のことばのアカデミー』を主宰し、講演、イベント等でも活躍中。
商品の紹介
■書名:『コトバノケイコ』
■著:河野 景子
■発行:学研プラス
■発売日:2020年12月24日
■定価:本体1,400円+税