“沖縄の子どもたちのための昆虫図鑑”誕生!! 教科書には載らない南西諸島の昆虫を徹底網羅!

学研の図鑑LIVEポケットSpecial『沖縄の昆虫』

更新日 2020.08.07
公開日 2020.08.06
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『沖縄の昆虫』書影

 本書は、著者が8年の歳月を費やして撮影を続けた「沖縄の昆虫」図鑑です。なぜ、いま沖縄の昆虫に限定した図鑑なのでしょうか。そこには沖縄の子供たちの環境教育や地域学習に役立ててほしいと願う、著者たちの熱いメッセージがこめられています。

課題 教科書にのっている昆虫は、沖縄で見つかるのか?

 小学生が学校で昆虫を学ぶ機会は、教科書を通して必ず訪れます。モンシロチョウやナミアゲハ、トノサマバッタのような‟定番“の昆虫を観察することで、生き物のくらしや成長を知り、身の回りの環境を調べる基礎が整います。ところが、これらの昆虫たちも、実は、沖縄県ではレアな生き物です。モンシロチョウは比較的最近になって沖縄県内で見られるようになった「国内外来種」ですし、ナミアゲハやトノサマバッタにいたっては、ほとんど姿が見られません。昆虫を学びたい沖縄県の小学生や指導者には、沖縄に生息する‟昆虫の教科書”が長らく望まれてきました。

「沖縄県をふくむ南西諸島にくらすチョウが、生き生きとした姿で撮影されています」紙面

▲沖縄県をふくむ南西諸島にくらすチョウが、生き生きとした姿で撮影されています。

特徴1 生きた昆虫写真だから、識別の役に立つ

 沖縄の自然に関心をもつ小学生から高校生だけでなく、その指導者まで幅広い方々に読んでいただくため、本書ではレベルに応じた「識別へのこだわり」を徹底しています。たとえば、街中でヒラヒラと飛翔するチョウを目で追って識別するのは、不慣れだと容易ではありません。しかし、目立つ色や特徴的な形が何か知るだけでも、たいていの昆虫は見分けることができるようになります。白バックの生きた昆虫写真だからこそ、自然と識別方法が身につくようになるでしょう。さらに、上級者向けには、検索チャートを数多く掲載し、識別が難しいものは随時、図示しています。

「トンボは、ハネは開いているのか。また、止まる物に乗るのかぶら下がるのかを知るだけでも、種類をしぼりこむことができます」紙面

▲トンボは、ハネは開いているのか。また、止まる物に乗るのかぶら下がるのかを知るだけでも、種類をしぼりこむことができます。

特徴2 充実の特典で、家庭学習や学校の授業で役立つ

 学校の授業で、あるいは自宅で楽しんでいただくため、本書では紙面のQRコードを読み込むと関連する昆虫の動画を見ることができます。本書のカバー写真でもご協力いただいた写真家・湊和雄氏による美しい動画も必見です。さらに、巻末では学校の先生直伝の自由研究ガイドも紹介。もちろん題材になっているのは、すべて沖縄の昆虫です。調べた知識を深め、さらに自分のものにするための「学び」要素が満載です。

「バッタを用いた自由研究」紙面

▲バッタを用いた自由研究。目的、方法、わかったこと、まとめ方まで、実例を丁寧に紹介しています。

 沖縄県内だけでなく、先島諸島の特産種や奄美群島の共通種なども掲載して約700種の昆虫がわかります。県内ですぐ目につく昆虫は、ほぼこの図鑑で網羅されているはず。本書を片手に昆虫を探してみましょう。

商品の紹介

『沖縄の昆虫』書影
■書名:学研の図鑑LIVEポケットSpecial『沖縄の昆虫』
■編著:槐 真史
■発行:学研プラス
■発売日:2020年7月30日
■定価:本体1,300円+税

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