リストラは何も40代や50代だけの話ではない。
現に私の周囲には、20代や30代でリストラされたサラリーマンが複数いる。
リストラされたサラリーマンたちの中には、会社に恨みを持っている人がいる。
その気持ちもわからないではないが、曲がりなりにも、
今まで自分を養ってきてくれた
会社を恨むのはお門違いではないだろうか。
今まで自分を養ってきてくれたうえに、さらに今度は挑戦するチャンスを与えてくれたと考えればどうだろうか。
なんて素敵な会社なのだろうと感謝できるはずだ。
本当は脱サラしたくても、勇気がなくてできないサラリーマンは数多い。
笑いごとではなく、40年間ずっと「独立準備中」と叫び続けて定年を迎えるサラリーマンは本当に多いのだ。
仮に35歳でリストラされたなら、定年まで残り25年間の時間とチャンスが手に入ったと考えて、自宅で何かを始めるのもいい。
それこそ10代や20代の若者には、スマートフォンだけで毎月数十万円、数百万円を稼ぎ続ける人もいるのだ。
彼らより人脈や経験が豊富なら、それを強みとしてビジネスも始めやすいはずだ。
また、何も独立に限定しなくてもいい。
もう一度初心に帰って就活し、新しい会社で新しい仕事に出逢うことだってできる。
自分は理科系の仕事しかできないと思い込んでいたけれど、次は、文科系の仕事で才能が開花するかもしれない。
逆も然り。
断言してもいいが、今いる場所を理不尽に追い出されても、
腐らずに笑顔で挑戦を続けていれば
必ず奇跡が起こる。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を超える本。
心の「格差」を逆転する64のビジョン
ものの見方・考え方を少し変えれば人生は大きく好転します。固定観念を「たった2分」で逆転し、自分を超えるための視点が満載!
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 最後の晩餐で食べたいものを、今夜食べよう。
- 101%やり切ってから次に進むと、奇跡が起こる
- 「これはアカン!」と直感したら、さっさとコースを変更する。
- 格差は、顔で決まる。
- カリスマ社長は大抵の場合、左遷された経験がある。
- ピラミッドは、選べる。
- 拗ねると、格差の奴隷になる。
- 格差を超える方法は、いつの時代も勉強しかない。