101%やり切ってから次に進むと、奇跡が起こる

千田琢哉『たった2分で、自分を超える本。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2015.08.24
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「運がよくなる方法を教えてください」
 とりわけ女性から運に関する質問がよく届くようになった。
  それだけ私の運がよく見えるのだろうか。
  最近ではある女性編集者から「奇跡の起こし方」なる企画が持ち込まれた。
  私自身が「どうやらこれは間違いないな」と感じている奇跡の起こし方は、とにかくやり切ってから次に進むことだ。
 やり切るというのは、今目の前の仕事で自分の101%を出すということだ。
 これが120%や130%では後が続かないが、100%に「1%」だけ上乗せするくらいなら何とか継続できる。
 昨日までの自分よりも、ほんの少しでもいいから
 自己満足の上乗せをしておくことだ。
 他人にわからなくても、あなたにだけわかればいいのだ。
 換言すれば、他人に嘘をついても自分には嘘をついてはいけないということだ。
 このわずか1%の微差の積み重ねが、相乗効果を生んでいずれ奇跡を起こす。
 私の出版のペースが途切れないのを奇跡だと言ってくる編集者は多い。
 自分から出版依頼をしておきながら、「千田さんって、どうして出版が途切れないんですかねぇ……」と悔しそうに聞いてくるのだ。
 自慢にはならないが、私は人を接待したり、お歳暮やお中元を贈ったりするのが大嫌いだ。
 それよりもまず、私に仕事を依頼してくれた編集者や出版社を喜ばせたい。
 仕事で依頼者の期待を1%超えると、
「満足」から「感動」に変わる。
 依頼者にとって、自分が感動させられること以上の贈り物は、この世に存在しないのだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、自分を超える本。
心の「格差」を逆転する64のビジョン

ものの見方・考え方を少し変えれば人生は大きく好転します。固定観念を「たった2分」で逆転し、自分を超えるための視点が満載!
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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