あなたは、ウナギがどこからやってきて、どこで卵をうむのか知っていますか?
「土用の丑の日」でなじみ深いうなぎ。「うなぎの寝床」や「うなぎのぼり」という言葉にも使われているうなぎ。一方で今年、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されたウナギ。
みなさんは、ウナギについて、何を知っていますか?
たとえば、海でうまれること。たとえば、川をのぼるとき、岩をよじのぼること。たとえば、ウナギの卵には一億年もわかっていなかった謎があったこと。
日本ではとおく万葉集のころから、スタミナ食として口にされてきたウナは、実はミステリアスな生き物だったのです。この本は、そんなウナギの生態を40年間追い続け、研究している博士のものがたり。
表紙絵は、高寄尚子さん。
ふんわりとあたたかいウナギの絵を描いてくださいました。本文イラストは、学研ノンフィクションシリーズの『ヤマネのすむ森』でもかわいらしいヤマネイラストを描いてくださったミヤハラヨウコさん。
著者は現在、日本大学生物資源科学部の教授で、東京大学名誉教授である塚本勝巳先生。世界で初めて天然ウナギの卵を発見した、ウナギ博士です。
特徴は、
① 小学生に向けてわかりやすくて読みやすいイラスト&図をふんだんに収録!
② 巻頭カラーページやセンターカラーページには、ウナギの成長過程やウナギ研究船での貴重な写真がたくさん! さらに、ウナギの先祖が主人公の「イブのものがたり」も収録されていて、ウナギの生い立ちがよくわかります!
③ 船の上などで体験してきたことを読者に語りかけるように、文章にまとめられているので、まるで自分もいっしょに体験しているかのような感覚で、今まで知らなかったウナギの謎を知ることができます。
国語の教科書(光村図書 四下)に載っている『ウナギのなぞを追って』の作者、塚本勝巳先生がくり広げるわくわくドキドキ、科学の謎解きストーリー! もちろん、本を読むのが苦手な子でも、イラストや写真が124点も使用されているので、楽しく読めちゃう『うなぎ 一億年の謎を追う』は、プレゼントにピッタリの1冊です。
さあ、この本を読んで、あなたもウナギ博士への第一歩を踏み出してみませんか。いっしょに調査船に乗って、出港です!
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