人が亡くなった後の部屋で、何が起こるのか……。科学的にオバケの有無を調査する中で遭遇した、科学では解明できない怪異の数々――。

もくじ
日本版ゴーストバスターズ!? 数々の機器を用いて科学的にオバケの有無を調査
主に死亡事故が発生した物件に対して、“オバケ調査”を実施している不動産コンサルティング会社・カチモードの代表、児玉和俊氏。
“オバケ調査”とは、依頼のあった物件にさまざまな機材を設置し、映像や音声、電磁波の異常、湿度、温度の変化などから、物理的に異変があるか=オバケがいるかを調査する、というもの。2022年の会社立ち上げから現在まで、すでに180件以上の調査に携わっています。
これまでに類を見ない児玉氏の事業内容やエピソードは大きな話題を呼び、怪談系番組やビジネスメディアへの出演、著作がドラマの原作になるなど、ますます注目を集めています。

物件にまつわる恐ろしい話をはじめ、遺族の想いなど人間模様にも迫る
オバケ調査の多くは「異常なし」で終わることが通例。
しかし、中には科学では解明できない、不思議で恐ろしい出来事に遭遇することも…。
本書では、児玉氏がオバケ調査で実際に体験した、偶然では片づけられない不可思議な話、不動産営業マン時代に体験した身の毛もよだつ恐ろしい話など、オフレコすれすれのエピソードの数々を、怪異作品の名手であるみつつぐ氏がマンガ化。
さらに、人が亡くなったあとに起こること、遺族の想いなど、物件を取り巻く人間模様にもフォーカスしています。





事故物件の価値を上げる、オバケ調査の本当の理由
部屋や建物内で人が亡くなると、それが自死や殺人であったり、また自然死でも特殊清掃が入った場合、その物件は、いわゆる“事故物件”と呼ばれ、入居者に事前に告知の義務が発生します。
“事故物件”というと、「何となく怖い」「気味が悪い」といった“心理的瑕疵(かし)”を感じる人も多く、所有者は家賃を下げざるを得ないという現状も。
“オバケ調査”は、決してエンタメではなく、事故物件の資産価値を戻すために、「異常はない、ここに住んでも怖くない」ことを証明する調査でもあるのです。
高齢化社会といわれる現代。年に約6万人の高齢者が孤独死をしているというデータ(2025年警視庁捜査第一課発表)もあり、今後、部屋で一人の最期を迎える人もさらに増えると考えられます。
児玉氏のような事故物件に対する問題解決に向き合う事業が、これからさらに注目を集めるかもしれません。
【収録話】
●ある日突然、所有している物件が「事故物件」になってしまったら?『ぼくがオバケ調査会社を立ち上げた理由』
●オバケ調査中、いないはずの女性の姿が…『クローゼットの白い影』
●カーテンを開けたまま、裸で踊り狂う女性の正体は?『裸で踊る女の怪』
●この公園、入居者は絶対子どもを遊ばせないんです『亡くなった子どものための公園があるマンション』
●死の淵で迎えに来たのは、愛した人? それとも…『雪見窓の外に立つアレ』
●建物に、人形ばかりが投げ込まれる意味とは?『人形が捨てられるアパート』 ほか
原作者プロフィール
■児玉和俊(株式会社カチモード)

株式会社カチモード代表取締役社長。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、相続支援コンサルタント。2007年より賃貸不動産管理業に従事し、2022年に独立。死亡事故が発生した、いわゆる「事故物件」に対して、「死亡事故発生による資産価値減少」や「マイナス情報流布による被害」等のリスクを防ぎ、所有者や管理会社を支援するため「オバケ調査」を行う、今までに類を見ない不動産コンサルティング会社を設立する。物理学の教授に協力をあおぎ、科学的観点から心霊現象を調査。科学・非科学の垣根を越えて物件にまつわる不可思議な現象と向き合い、事故物件に悩む不動産オーナーをサポートしている。不動産業界向け講演会からオカルトイベント、YouTube出演等多岐にわたり活躍中。著書に『告知事項あり』(イマジカインフォス)。
▶YouTube:オバケ調査のカチモードちゃんねる
商品概要

■書名:『事故物件の、オバケ調査員 心理的瑕疵物件で起きた本当の話』
■原作:児玉和俊(株式会社カチモード)
■漫画:みつつぐ
■定価:1,375円(税込)
■発売日:2025年8月25日
■発行:Gakken
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