車いすテニスの新世代王者・小田凱人選手が、今、子どもたちに伝えたい思いとは?
『夢を持つ、夢中になる、あとは かなえるだけ 車いすテニス小田凱人』
小田選手の幼少期から、家族の関わり、闘病、車いすテニスとの出合い、パリ・パラリンピック決勝での息詰まる熱闘、そしてこれからのことまで。小田選手が夢をかなえてきた行動や考え方を子どもたちにまっすぐ伝える
▼『夢を持つ、夢中になる、あとは かなえるだけ 車いすテニス小田凱人』
――― 本書のココがスゴイ! ―――
・「子どもたちのヒーローになる」と公言している小田凱人選手のパリ・パラリンピック後初の書籍
・小学生向け児童書ながら、大人も引き込まれる読み応えある内容
・息詰まる激闘となったパラリンピック決勝の様子や、パラリンピックを経ての心境にもしっかり触れている
子どもたちに夢を持って進むことの大切さを伝え、
勇気と感動を与える1冊!
15歳でのプロ宣言からわずか2年で車いすテニスの四大大会で優勝。パリ・パラリンピックでも金メダルを獲得し、世界ランキング1位の座に輝いた車いすテニス界のニューヒーロー、小田凱人(おだ・ときと)選手。
本書は「子どもたちのヒーローになる」と公言している小田選手の車いすテニスへの熱い思いや、勝利に向かって闘う姿勢がどう培われてきたのか。小田選手の行動や考え方を子どもたちにまっすぐ伝えるために、貴重な写真とわかりやすい文章でつづった小学生向けの児童書です。
小田選手の活発だった幼少期、家族の関わり、闘病、車いすテニスとの出合い、さらにパリ・パラリンピック決勝での息詰まる熱闘やパラリンピックを経ての心境などにも触れており、児童書ながら大人も思わず引き込まれてしまう読み応えたっぷりの1冊となっています。

▲小田選手の生い立ちからパリ・パラリンピックで金メダルを獲得するまでの軌跡を、貴重な写真とともに振り返ります
本書の主な内容
プロローグ◆パリ・パラリンピックのげきとう
第1章◆将来を予言する名前
凱人誕生/最初のヒーローは仮面ライダーV3/ネイマールのようになりたい
第2章◆体に起きた異変と入院
消えない左足の痛み/「また、みんなでサッカーしようぜ!」/12時間におよぶ大手術/楽しみは家族と病室で過ごす時間
第3章◆リハビリ開始!
サッカーしたら、おれの足がこわれる/「リハビリ、楽しんでね!」
第4章◆車いすテニスとの出合い
スポーツ用車いすに、初めて乗る/心をつかんだ国枝選手のプレー/車いすテニスって、かっこいい!/お年玉で買った宝物のラケット
第5章◆世界で活躍するためのきそ固め
ニットぼうは、もういらない/目標は二〇二四年のパリ・パラリンピック/初めての試合は完敗/今は勝てなくても、いいと思ったことをやる/世界で活やくするために、英語を習得
第6章◆四大大会デビュー
初めて出場した「四大大会」/あこがれの国枝選手にいどむ
第7章◆国枝さんからのバトン
国枝さんが口にした、意外な言葉/有明コロシアムの決戦/空港で聞いた「引退」
第8章◆世界一へのちょう戦
何がなんでも世界一になる
第9章◆王者のプレッシャー
「相手に負けたのではなく、自分に負けた」/熱い気持ち、チャレンジ精神がなければ勝てない/待ちに待った、ウデ選手との対戦
第10章◆小田凱人であり続ける
凱人と書いて「一番」と読む/パリでパラリンピック初ちょう戦
エピローグ◆子どもたちに伝えたいこと
<コラム>車いすのひみつ/車いすテニスのルール/小田凱人 18年間の道のり
プロフィール
小田 凱人(おだ・ときと)
2006年5月8日、愛知県生まれ。9歳のときに骨肉腫になり車いす生活に。10歳から車いすテニスを始め、数々の偉業を最年少で達成。2023年、全仏オープンでグランドスラム史上最年少優勝(17歳33日)と最年少世界ランキング1位(17歳35日)を達成し、ウィンブルドンも制覇。2024年には、全豪オープン優勝、全仏オープン2連覇。さらにパリ・パラリンピックで史上最年少金メダリストになり、名実ともに、車いすテニス界をけん引するトッププレイヤーとして活躍している。 東海理化所属。 世界シニアランキング1位、世界ジュニアランキング1位(2024年11月25日現在)。
文・秋山 英宏(あきやま・ひでひろ)
テニスライターとして雑誌、新聞、通信社で執筆。 国内外の大会を現地で取材する。 四大大会初取材は1989年のウィンブルドン選手権。主な著書に錦織圭との共著『頂点への道』(文藝春秋)。現在、日本テニス協会の広報部副部長を務める。
商品概要

■書名:『夢を持つ、夢中になる、あとは かなえるだけ 車いすテニス小田凱人』
■文:秋山英宏
■定価:1,650円(税込)
■発売日:2025年1月23日
■発行: Gakken
【電子版】