「おさかなちゃん」新作、予約受付開始! 日本から原作者へ誕生の物語を提案

『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』

更新日 2024.03.04
公開日 2024.02.29
  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest

美しい黒い海に映えるカラフルな海の仲間たちに、0歳~3歳がきゃっきゃっ! 「娘が自分から『読んで~!』と持ってくる」「0歳の息子がにこにこ手をのばす」と、たくさんの喜びの声が寄せられているシリーズです

『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』書影

 ベルギーを代表する絵本作家、ヒド・ファン・へネヒテン氏の作品『ちっちゃな おさかなちゃん』をご存じでしょうか。25言語以上に翻訳出版され、世界中の親子に愛されている大人気の絵本です。

「おさかなちゃん」のシリーズは、今年2024年で原作誕生20周年、Gakken版誕生10周年をむかえました。
記念すべきお祝いの年に登場する新作は、『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』。なんと、日本から原作者に企画提案して実現した、主人公のちっちゃなおさかなちゃんが誕生したときの物語です。

 翻訳絵本とは、原書の言語を日本語にしているだけ…と思っているかたも多いのではないでしょうか。世界的に有名な絵本作家の人気シリーズに、翻訳国である日本からストーリーを提案するなんて大丈夫? 受けいれてもらえるの? …と感じるかたもいることでしょう。

 本書は、そんな一見むずかしそうな壁に挑んで、みごと実現した1冊なのです。

【シリーズ初の試み!】日本からベルギーへ提案→そして世界へ!!

 本書の企画・構成を考えたのは、日本語版「おさかなちゃん」シリーズで翻案を担当している古藤 ゆず氏。原書シリーズに描かれている、おさかなちゃんのくらす美しい黒い海や、カラフルな海の仲間たち、こども心をくすぐる無邪気なストーリーの世界観を大事にしながらも、日本語版シリーズに寄せられたママパパの声を研究し、じっくりと内容を練っていきました。

 数か月をかけてストーリーの骨組みをととのえ、具体的な絵コンテを起こし、各シーンのこだわりポイントなど説明をていねいに加えて、原作出版社Clavis Publishingに提案。
 数週間後、原作者のヒド・ファン・へネヒテン氏に企画が受けいれられ、古藤氏の絵コンテを参考にしながら、ラフスケッチがスタートしました。
 Clavis Publishingを通じて、ベルギーとオランダ(オランダ語版)での出版も決定。さらに全世界の翻訳出版社に向けて紹介していくことになりました。

「ヒド・ファン・へネヒテン氏」画像

▲ヒド・ファン・へネヒテン氏。日本発案の企画に賛同。

「古藤 ゆず氏」画像

▲古藤 ゆず氏。物語を絵コンテから立ち上げて提案。

 その後、ヒド・ファン・へネヒテン氏と数か月間のやりとりを重ねて、ついに原画が完成! 数多くの彼の作品のなかではじめての「翻訳国からの絵コンテ」を受けいれた1冊となりました。

 まず今年3月にベルギーとオランダでオランダ語版が発売。その後4月4日(木)に日本語版が発売されます。ほかにもすでに数か国の翻訳出版社が手を挙げており、「日本発案→世界へ」という夢の展開が実現! 
 日本で生まれたおさかなちゃんストーリーが、世界中のこどもたちのもとへ届けられる日までまもなくです!

「ベルギー(オランダ語版)」書影

▲ベルギー(オランダ語版)の表紙。日本語版とちがってカバーはなく、シンプルな状態で書店に並ぶ。

「日本語版」書影

▲日本語版の表紙。説明要素の多いカバーをはずすと、このように絵本らしいキュートな表紙が現れる。

【物語の内容は?】おさかなちゃんファミリーの始まりのストーリー

「シリーズの続刊」というと、これまでの物語の続きを想像するかたも多いことでしょう。しかし本書は「おさかなちゃん」シリーズの誕生を祝う、アニバーサリー企画。
 特別な1冊のために考えたテーマは…「誕生」! 

「ひろ~いひろ~い うみのなか、ママとパパは まっていました。おさかなちゃんが うまれてくるのを…(日本語版カバーより)

 そう、シリーズの第0巻=エピソードゼロ的な物語を提案したのです。
 おさかなちゃんが生まれた日、ママとパパの喜びいっぱいの気持ちや、親となってはじめて感じる照れ、次々にかけつけた海の仲間たちの祝福の様子を描いた、はじまりのストーリー。しかも、シリーズ内でママとパパが登場する巻が特に人気があるのですが、ふたりが同時に登場するのはこの巻が初!

「はじめてわが子と対面したとき、あまりに小さくて驚いたこと、周りのみんなが顔をほころばせてお祝いしてくれたことを、今でも思いだします。誕生した生命の愛しさ、親子になったうれしさを、おさかなちゃんの物語で伝えられたら…」…という、古藤 ゆず氏の出産時の体験や思いもこめられた物語は、思わず自分自身の経験に重ねてうるっとくるママも多いはず。

物語は誕生直後、ぽよ~としているベビーおさかなちゃんに「ママですよ~」と照れながら声をかけるシーンから始まります。 紙面

▲物語は誕生直後、ぽよ~としているベビーおさかなちゃんに「ママですよ~」と照れながら声をかけるシーンから始まります。

「親になった感動でいっぱいのパパは、びゅびゅ~ん。海じゅうの仲間にわが子の誕生を伝えてまわるのでした。」紙面

▲親になった感動でいっぱいのパパは、びゅびゅ~ん。海じゅうの仲間にわが子の誕生を伝えてまわるのでした。

「知らせをきいた海の仲間たちが次々にお祝いにかけつけます。「かわいいなぁ」「あそぼうね」や「ママに にているね」「パパにも にているよ」など、うれしい言葉が次々にかけられていきます。」紙面

「知らせをきいた海の仲間たちが次々にお祝いにかけつけます。「かわいいなぁ」「あそぼうね」や「ママに にているね」「パパにも にているよ」など、うれしい言葉が次々にかけられていきます。」紙面

▲知らせをきいた海の仲間たちが次々にお祝いにかけつけます。「かわいいなぁ」「あそぼうね」や「ママに にているね」「パパにも にているよ」など、うれしい言葉が次々にかけられていきます。

「『誕生のテーマで第0巻を作ろう』という日本の提案は、うれしい驚きであり、エキサイティングな試みでした。“新生児”のおさかなちゃんをどうするか考えるのは楽しかった!」…という、ヒド・ファン・へネヒテン氏のコメントのとおり、フォルムやバランスを考えに考えたベビーおさかなちゃんも必見! また、お祝いにかけつける海の仲間たちのなかには、新キャラのほか、他巻で人気のキャラたちも登場します。

「すてきな仲間」紙面「すてきな仲間」紙面

 

「すてきな仲間」紙面

「すてきな仲間」紙面

「すてきな仲間」紙面

「すてきな仲間」紙面

▲たくさんのすてきな仲間にかこまれて、毎日笑って泣いて大きくなあれ! …そんな願いがこめられています。

 家族で幸せにひたれる誕生の物語『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』は、ただいま全国の書店、Amazon、楽天ブックス等で予約受付中です。
 また4月の発売に向けて、X(旧Twitter)やInstagramでの情報発信や特別企画も予定しているので、乞うご期待!

【本書のご予約はコチラ】

本書を購入する(Amazon)

本書を購入する(楽天ブックス)

【シリーズ紹介】あわせて読みたい「おさかなちゃん」の絵本!

『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズは現在、「おはなし絵本」「脳そだて絵本」の2ジャンルで展開。大好評発売中です!

『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズ 書影

Gakken【おさかなちゃんシリーズ】公式サイト

Instagram

X(旧Twitter)

YouTube

商品の紹介

『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』書影

■書名:『ちっちゃなおさかなちゃん、うまれたよ!』
■絵:ヒド・ファン・へネヒテン 企画・構成・文:古藤 ゆず
■発行:Gakken
■発売日:2024年4月4日
■定価:1,100円 (税込)

本書を購入する(Amazon)

本書を購入する(楽天ブックス)

  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest