『世界が広がる学問図鑑』がサイエンスアゴラ 2023 の公式ビジュアルに起用決定!

『世界が広がる学問図鑑』

公開日 2023.06.14
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「サイエンスアゴラ2023」の会場装飾やポスターにGakkenの『世界が広がる学問図鑑』のイラストが使われます。出展企画も、本書の構成に沿った5つのトピックで公募され、会場に配置されます。

小中学校の図書館向け書籍『世界が広がる学問図鑑』が、日本最大級のサイエンスコミュニケーションのイベントである、国立研究開発法人科学技術振興機構主催「サイエンスアゴラ2023」の公式ビジュアルに起用されることが決定しました。

▲『世界が広がる学問図鑑』

『世界が広がる学問図鑑』が「サイエンスアゴラ2023」とコラボ決定!

「サイエンスアゴラ2023」の会場装飾やポスターに『世界が広がる学問図鑑』のイラストが使われるほか、出展企画も、本書の構成に沿って下記5つのトピックで公募され、会場に配置されます。

<『世界が広がる学問図鑑』の5つのトピック>

自然が気になる

社会が気になる

スポーツや芸術が気になる

レジャー・エンタメが気になる

社会課題が気になる

  

▲『世界が広がる学問図鑑』のもくじ。「サイエンスアゴラ2023」では、この①~⑤の5つのトピックごとに会場で配置される。

サイエンスアゴラ2023の公式ビジュアルに選ばれた『世界が広がる学問図鑑』ってどんな本?

① 「気になること」から始まって学問と出会う図鑑
「学問図鑑」という名前から想像すると、さまざまな研究分野が分類・羅列されて掲載されていると思われるでしょう。しかし、本書は、

「地球には何種類の生き物がいるの?」
「ネットの買い物でお金はどうやって支払われているの?」

といった身のまわりの「気になる」や「関心ごと」が先にあって、それをたどることで「自分の知りたいこと」に関連する学問を知ることができる形式です。

つまり、「気になる」「知りたい」という自分の内なる思いがベースというわけです。他にも、この図鑑にたくさん掲載されている楽しいイラストたちを眺めながら、「あー、自分ってこういうことに興味あるかも」と気づくこともあるかもしれません。

▲楽しいイラストの中に、さまざまな「気になる」が隠れている。

② 理系/文系といった既存の区分けにとらわれていない図鑑
例えば、「生命とは?」という問いに関しては、科学的・生物学的な説明にとどまらず、哲学や法学の話もとりあげています。このように、1つの問いがさまざまな学問につながっていることを知ることができます。

そもそも、私たちの中に生まれる「問い」というものは、いわゆる理系や文系という区分けに当てはめることができません。いかなる「問い」も、あらゆる事柄と関係しているので、特定の研究分野に収まりきらないものなのです。本書は、このような、「本来の問いの有りよう」を表現した図鑑です。

昨今、探究学習の指導方法についてさかんに議論されています。子どもたちが主体的に探究を進めるためには、大人は探究を促す役割を担うのがよいとされています。しかし、大人の知識や経験の範囲だけで助言してしまうと「お金に興味があるの? じゃあ、経済学について調べてみたら」といったように、子どもの探究の幅を狭めてしまうかもしれません。本書では、お金に関わる項目だけでも、経済学のほか、行動心理学、商学、金融史や数理情報学など、12 の学問分野を紹介しています。

★ 探究学習でなかなか自分の興味・関心が見つけられない子どものきっかけに!
★ 子どもの興味・関心を多種多様な学問分野に結びつける一助に!

理系・文系といったジャンルに縛られることなく、自分の興味・関心からたどることで、さまざまな学問に出会うきっかけになれば嬉しいです。

▲「気になる」を起点に多種多様な学問を知ることができる。

③ ある意味、不完全な図鑑
この図鑑において、気になるところをたどったその先は、200文字程度の文章があるのみ。それを読んだだけでは「なるほどわかった!」とはならないでしょう。むしろ、その説明文は問いかけのかたちで終わっており、その先は、読み手に託されています。そもそも本当の「生ける知識」とは、外から与えられるものではなく自分の内から自分自身で生み出すもの。あなたの「問い」はあなたのものであり、あなた自身で問い続ける他ないのです。

 

※本書は図書館向け商品につき、一般の書店ではあまり流通しておりません。お近くの図書館へのリクエストなどを通してご覧いただくか、取り扱いのあるネット書店でお買い求めいただけます。

<監修者>

▲『世界が広がる学問図鑑』監修者の宮野公樹氏。

宮野公樹
京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。立命館大学理工学部卒業。同大学博士後期課程修了。その後、McMaster大学、立命館大学、九州大学を経て2011年より現職。京大総長学事補佐、文部科学省学術調査官の業務経験も。国際高等研究所客員研究員。一般社団法人STEAM Association代表理事。近著「学問からの手紙—時代に流されない思考—」(小学館)、「問いの立て方」(ちくま新書)。

「サイエンスアゴラ」とは?

「サイエンスアゴラ」は、科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構が2016年から毎年開催しています。専門的なことが議論されるセッションから、一般の方との対話型の展示や、子どもも楽しめるワークショップなどの、多様な企画が数多く集まります。

昨年行われたサイエンスアゴラ2022の参加者は、のべ8,143人で、今年も同規模のイベントになることが期待されています。

▲サイエンスアゴラ2022のようす。Gakkenは「科学」のふろくの「水素エネルギーロケット」を飛ばす体験ができるブースを出展し、好評を博した。

【サイエンスアゴラ2023】
・オンライン開催:10月26日(木)~28日(土)
・実地開催:11月18日(土)~19日(日)
・会場(実地開催):テレコムセンタービル他(東京・お台場 青海地区)
・出展企画の募集期間: 6月1日(木)~30日(金)正午締切(日本時間)

▼出展者向け情報の詳細は下記をご覧ください。
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2023/exhibitor.html

<関連リンク>
君の「気になる」はどんな学問につながっている? 小中高生向け『世界が広がる学問図鑑』発売。Net Galleyで全ページを期間限定公開中!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004792.000002535.html

 

 

商品の紹介

 

世界が広がる学問図鑑 書影

 

■書名:『世界が広がる学問図鑑』
■監修:宮野公樹(京都大学准教授)
■発行:Gakken
■発売日:2023年2月2日
■定価:5,940円 (税込)

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