第30回小川未明文学賞の贈呈式を開催。大賞は、島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」。

『第30回小川未明文学賞の贈呈式』

UPDATE 2022.04.21
公開日 2022.04.20

大賞には島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」(長編部門)、優秀賞に中村真里子さん(茨城県)の「光をつなぐ」(長編部門)が選ばれ、贈呈式がリモート形式で行われました。

 小川未明文学賞は、上越市出身の児童文学作家、小川未明の文学精神を継承し、新しい時代にふさわしい創作児童文学作品を輩出する目的で、平成3年に創設されました。
 新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、株式会社学研プラスが第9回より、協賛しています。

 今回は日本全国及び海外から553作品が集まり、その中から、島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」(長編部門)が大賞を、中村真里子さん(茨城県)の「光をつなぐ」(長編部門)が優秀賞を受賞しました。大賞受賞者には、賞金100万円と記念品の『定本小川未明童話全集』(大空社)が、優秀賞受賞者には賞金20万円がそれぞれ贈られました。

 式は午後2時より、上越市と学研プラス東京本社の会場を、リモートで繋ぐ形で開催されました。
 小川未明文学賞委員会の菊永副会長のあいさつに始まり、上越市の中川市長と宮川会長、学研プラスの南條社長からのお祝いの言葉を経て、大賞の島村さん、優秀賞の中村さんへの賞状・花束の贈呈が行われました。

「東京都品川区 学研ビルでの様子」画像

▲東京都品川区・学研ビルでの様子。写真左より、宮川会長、島村木綿子さん、中村真里子さん、学研プラス・南條社長。

「上越市役所のスクリーンに東京会場を映す形での記念撮影」画像

▲上越市役所のスクリーンに東京会場を映す形での記念撮影。スクリーンの左は、上越市・中川市長。

「大賞を受賞した島村さんに賞状と花束が贈呈」画像

▲大賞を受賞した島村さんに賞状と花束が贈呈された。

 大賞に選ばれた「カステラアパートのざらめさん」は、カステラのような外観のアパートが舞台。小学3年生のこのみの視点で、風変わりな大家の「ざらめさん」のまわりで起こる、不思議な出来事を描いたファンタジーです。

 最終選考委員を務める、詩人で評論家の小川英晴氏は、大賞作品について、「物語全体に優しい空気があり、ふわふわとしたあたたかい気持ちになった。カメの千太郎をはじめ、様々な登場人物の心の動きが巧みに描けている。」と評しました。

 受賞者の島村さんは、「今回の受賞は、大きな励みと自信になった。不安な時代だからこそ、人の優しさやあたたかさを子どもたちが感じられるような作品を、これからも書いていきたい。」と喜びを語りました。

 大賞作品は秋ごろ、学研プラスより書籍として刊行されます。
なお、第31回小川未明文学賞は、2022年4月応募開始、10月31日(月)締切を予定しております。
 小川未明文学賞の募集開始や過去の受賞作に関する情報は、下記ホームページよりご覧ください。

第30回小川未明文学賞(上越市)

小川未明文学館

※「第30回小川未明文学賞受賞記念展 受け継がれる『人間愛と正義感』の文学精神」は、2022年5月8日(日)まで、小川未明文学館 市民ギャラリー(高田図書館内)にて開催中。詳細は小川未明文学館のホームページよりご確認ください。

小川未明文学賞ホームページ(学研プラス)