55万部超の定番人気絵本『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズがパワーアップ!
『改訳新版 おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』
『改訳新版 おさかなちゃんの あのね、ママ』
おたんじょうびがテーマの『おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』、おともだちがテーマの『おさかなちゃんの あのね、ママ』2冊同時発売!
ちっちゃな おさかなちゃん、
きょうは おたんじょうび。
ぴんぽ~ん! って
おきゃくさんが どんどん くるよ。 (『おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』より)
ちっちゃな おさかなちゃん、
おともだちが できたよ。
ママに おしえて あげたいんだって。(『おさかなちゃんの あのね、ママ』より)
黒地に映えるあざやか色がめじるし、0歳から読めるキュートなおはなし絵本『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズをご存じでしょうか。
こどもが生まれ、はじめて絵本の読み聞かせに興味を持った…といった、初心者ママパパの心に、とことんよりそった作りが好評を博し、全8冊、55万部を超える発行部数となりました。
第1巻の発刊から早7年半をむかえた今、シリーズの第2ステージとして、ママパパの意見や各巻の人気要素を結集した、改訳新版の発刊がスタートいたしました。
最初の2冊に選ばれたのは『おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』と『おさかなちゃんの あのね、ママ』。
お誕生日に、次々にお客さんがたずねてお祝いの言葉を言ってもらえる『おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』。「おめでとう!」のうれしさを大切にとりあげている物語です。
はじめてできたお友だちをひとりずつママに紹介していく『おさかなちゃんの あのね、ママ』。お友だちを作るのはまだちょっと先…という年齢でも、楽しめる物語です。
原作はベルギーを代表する人気児童書作家の作品!
ちっちゃなおさかなちゃんのくらす海は、読む人の心の中にある、想像の海。水の色は黒で表されています。
登場する生き物たちも、実在するカメやタコやカタツムリ? …と思いきや、ちょっとちがうようなこれでいいような…ゆるくて自由でまさに“こども発想”な姿をしています。
ありそうでなかなかない新発想の世界を描いたのは、ベルギーを代表する絵本作家ヒド・ファン・へネヒテン氏。1998年に最初の絵本『Rikki』でハッセルト市国際絵本賞を受賞後、多数のベストセラー作品を生み出してきました。
ちっちゃな白いおさかなちゃんの1冊めがベルギーで発売されたのは、2004年のことでした。
そして、日本語版の文を担当したのは、編集者経験をいかして企画・執筆を行う、作家の古藤ゆず氏。
日本の0歳~3歳のこどもと、読み聞かせ初心者であるママパパの感覚に注目し、原作の魅力をいかしながらも、読みやすく、耳に心地よい言葉のリズムにこだわり、こどもの大好きなオノマトペ(擬音)を補足して、見事にローカライズを実現させています。
各巻の人気のポイントを結集させた改訳新版
さて、『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズには、旧版のときから、たくさんのくふうがめぐらされていました。たとえば…
◎ 表紙も中ページもじょうぶなコーティング厚紙。こどもの手でもめくりやすく、よごれにくい! ページの角も丸くなっているから安心!
◎ こどもが見わたせる視野や視線の動きを考えた誌面サイズとレイアウト!
◎ 文字が大きくて少なめだから、寝る前のほっこりタイムにも負担なく読み聞かせできる!
◎ 見開きごとに新しいキャラクターが登場して何かをする…という「くりかえし」パターンの楽しさとわかりやすさ!
◎ こどもが喜ぶオノマトペ(擬音)…「くにゃ~くにゃにゃ」「つんつくつんつく」「にょろろろ~」などがいっぱい出てくる!
◎ 文が短く、絶妙のリズム感。読みきかせ初心者でもじょうずに読める!
◎ 生き物の名前をカメやタコなどと呼ばずに「ひょこたん」「くにゃにゃ」と、おさかなちゃんならではの命名をしている!
◎ おさかなちゃんは、海のなかのだれよりも小さく、あどけない存在。だから、こどもが感情移入できる!
◎ わずか10見開きだから、こどもの集中力も最後まで続きやすい!
…と、あげはじめたら、きりがないほど。
今回の改訳新版では、これらの魅力をさらに強調していくとともに、原作者と相談のうえで、だいたんな変更をいくつか加えました。
そのひとつが、こちら。
なんと、誌面の色のイメージをカラフルから、シンプルな同系色にまとめたのです!
絵本のページはカラフルなほうがいい…と考えるかたもいるでしょう。
でも、カラフルなページはときに、物語で注目したい部分とはちがうところへ視線や興味を誘導してしまうことも…。幼いこどもにとってはあっちこっちに目がいって、結局どこを見たらいいのか、なんのおはなしだったのか、ポイントが定まらない…なんてこともあるのです。
ページごとに同系色の世界にまとめたことで、こどもはそれぞれの色のイメージを心で受けとめ、「お友だちの“ひょこたん”は、この色の生き物なんだ…」と感じとりやすくなります。そして、ストーリーに集中することができるのです。
改訳新版では、ピンクのキャラクターが登場するシーンでは背景やデカ字もピンクに、ブルーのキャラクターが登場するシーンでは背景とデカ字もブルーに…といったふうに、ページをめくるごとに色の変化を楽しめ、キャラクターを色のイメージで覚えやすい作りになっています。
改訳新版ではこのほかにも、おさかなちゃんや海の生き物たちの顔が、すこ~し幼く、かわいくととのえられたり、気持ちをこめて読みたい文字がちょっと大きくなっていたり…、と、自然にそそられるくふうも、いっぱい。
こどもだけでなく、読み手の大人もわくわくしてくること、まちがいなしです。
幼いころの楽しい読書体験は、やがて心を育て、本への興味や、本から何かを学ぶ力、未体験のことを想像できる力とつながることでしょう。
おはなしの絵本を読み始めるきっかけに、ぴったりの2冊です。
商品の紹介
■書名:『改訳新版 おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』
■作・絵:ヒド・ファン・へネヒテン 翻案:古藤ゆず
■発行:学研プラス
■発売日:2021年7月19日
■定価: 990円(税込)
■書名:『改訳新版 おさかなちゃんの あのね、ママ』
■作・絵:ヒド・ファン・へネヒテン 翻案:古藤ゆず
■発行:学研プラス
■発売日:2021年7月19日
■定価: 990円(税込)
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