世の中にある文章、ちゃんと読めていますか? 読解力を鍛えるドリルが登場!!
『2分で読解力ドリル』『2分で読解力ドリル ちょっとやさしめ』
なぜ今、読解力なのか?――生活にあふれる文章を読む
昨今、巷では「読解力」が注目されるようになりました。このブームに火をつけたのは、新井紀子著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)です。世間にもひろがった「AI」という言葉は、私たちの夢でありながら、脅威としても考えられるようになりました。こうした状況の中で、AIに負けないための力として読解力が注目されています。
読解力を伸ばすことへのニーズはこれまでも確かにありました。読解の学習として、多くの人は学校で習う「国語」を思い浮かべるでしょう。ここでは、物語文や評論文、古典や詩歌など、たくさんの文章に触れることができます。
しかし、本書には、国語で習うようなものとは一風違った問題が多く収録されています。たとえば、メニューやポスター、地図や図表など、日常生活の中でよく目にするものが目立っています。もちろん、説明文や、文章の並び替えなども充実。
本書は、「生活にあふれた文章を読む」ということをモットーに、自然に、しかも実生活で役に立つような読解力を身につけるための工夫がなされています。
読解力を5つの要素に分解
本書では、読解力が5つに分解されています。それぞれの力を伸ばすために、たくさんの問題が収録されています。以下では、5つの読解力を簡単に紹介します。
【基本読解】
読解では、文章や図表などを読み、内容をつかまなくてはなりません。そのときには本質を読み取ることが大切になります。基本読解とは読解力において一番の基礎になる力のことです。
【指示読解】
これ、それ、あれ、といった言葉は、指示語と呼ばれます。ときには、指示語がないにも関わらず、言葉や文章が何かを指しているということもよくあります。指示読解は、言葉と言葉の対応関係を読み取る力のことです。
【図表読解】
図や表は、多くの情報を埋め込み、わかりやすく表現する道具です。しかし、一見分かった気になっていても、正しく読み取れていないことがあります。図表を正しく読み取り、情報をつかむ力が図表読解です。
【論理読解】
論理とは、文章や会話がたどっていく筋道のことです。ときにはこの筋道が複雑になり、意味を読み取ることが難しいことがあります。論理読解は、この筋道を正しく見極める力のことです。
【接続読解】
言葉は言葉と結びつくことで、意味を作り出します。つまり読解とは、この結びつきを読み解いていく作業ということができます。接続読解は、この結びつきを正しく理解し、つなぎ合わせていくための力です。
1ページたった2分だから誰でも無理なく楽しめる
本書は、1ページをたった2分でやり終えることができるように問題が厳選されています。無理なくサクサクできるから、スキマ時間にもぴったりの本です。すこし難しく見える問題も、2分を目標に読めるようになってほしい分量にされています。
また本書の対象年齢は10歳から120歳まで。子どもから大人まで、みんなが楽しむことができ、みんなが苦戦する問題が収録されています。子どもへの配慮として、小学4年生以上の漢字には、すべてふりがながついているのも特徴です。
カラフルなページ構成、くすりと笑えるユーモアあふれるイラスト、「へ~」と思える豆知識が盛りだくさんです。最初から最後まで、楽しんで取り組めるような1冊になっています。
本書をやり切ったとき、自分の読解力に驚くこと間違いなしです。
書店やネットなどで、ぜひチェックしてみてください。
商品の紹介
■書名:『2分で読解力ドリル』
■西隈俊哉・著
■発行:学研プラス
■発売日:2020年12月3日
■定価:本体1,000円+税
■書名:『2分で読解力ドリル ちょっとやさしめ』
■西隈俊哉・著
■発行:学研プラス
■発売日:2020年12月3日
■定価:本体1,000円+税
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