春夏秋冬が巡るたびに、ふと思い出す情景、四季折々の風物詩に溢れた二十四節気。それぞれの節気を自分の好きな色づかいでぬりながら、心を安らげつつ、集中力を高めたいというあなたにおすすめの一冊です。
美しい日本の四季を、あなただけの色づかい、筆づかいでたっぷりと描ける!
明治になり新暦(太陽暦)が採用されるまで、日本人は太陽の公転周期と月の満ち欠けを組み合わせた旧暦(太陰太陽暦)で暮らしていました。しかし、特に月の満ち欠けを基にした太陰暦だと、実際の季節とのズレが大きくなるといわれています。そのため太陽の運行をベースに1年を24等分し、季節にちなんだ名称をつける二十四節気が生活の指針とされました。『日本の二十四節気ぬり絵』には、この、二十四節気をもとにしたさまざまなぬり絵がたくさん掲載されています。
例えば立春といえば、新暦でいえば現在の2月上旬から中旬を指していて、二十四節気では春の始まりとされています。寒さ厳しい冬の季節がようやく終わり、ウグイスが鳴きはじめ、梅の花が開きはじめるころです。また、新暦でいえば6月下旬から7月上旬、1年でもっとも昼が長くなる夏至は、夏みかんの旬の時期であるともいわれています。このような季節感で溢れたぬり絵を一枚一枚、手先や頭を集中して描いていくのもおすすめです。さらに、それぞれのぬり絵の裏面には、二十四節気ごとの豆知識も掲載されておりますので、そちらもお目通しいただきながら、ぬり絵を目一杯楽しめる今までにない一冊です。
目次
はじめに
本書の使い方
ぬり絵のコツ
立春
雨水
啓蟄
春分
清明
穀雨
立夏
小満
芒種
夏至
小暑
大
立秋
処暑
白露
秋分
寒露
霜降
立冬
小雪
大雪
冬至
小寒
大寒
著者プロフィール
絵 安斉 将(あんざい まさる)
1967年、神奈川県横浜市出身。東京造形大学卒業。出版や広告などの装画や挿絵、イラスト提供のほか、映画やコマーシャルへの作品提供、店舗ディスプレイ制作、ライブペインティングなど幅広く活動。2010年、創作活動のさらなる充実を目指して青森県十和田市へ移住。個展、グループ展開催多数。安斉研究所主宰。八戸工業大学非常勤講師。
主な仕事に「CIAL桜木町壁画」「海老名市立中央図書館壁画」「池袋駅西口階段壁画」「全労済テレビコマーシャル」「OOTEMORI広告」「AVEDAキャンペーン」、主な著書に『日本の祭りをぬる』(東邦出版)などがある。
商品の紹介
■書名:『日本の二十四節気ぬり絵』
■絵:安斉 将
■発行:学研プラス
■発売日:2020年10月22日
■定価:本体1,300円+税
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