『やがらす魔道具店と黒い結末』書影

「あなたのお悩み解決します――やがらす魔道具店」

 路地の奥に忽然と現れた、古びた小さな店。もしあなたが悩みを抱えていたら、看板の文字に誘われるままに、きっと扉を開けてしまうでしょう。店内に足を踏み入れると、漆黒のカラスを肩に乗せた店主が、微笑みを浮かべてあなたを迎えてくれます。このカラスには三つめの目があることに気づき、あなたはギョッとするかもしれません。

 ここは、看板にあった通り、「魔道具」を取り扱っている店。「魔道具」とは、魔界に出回っている特別な力を持つ道具のことです。店主は親切にも、あなたの悩みを解決してくれる「魔道具」を紹介してくれるはず。ただし、「魔道具」を使うときには必ず守らなければならない約束があります。とても簡単なことなのですが、もしその約束を破ってしまったら……。

「嫌いな人との縁を切りたい」「美人じゃないから、憧れの男性が振りむいてくれない!」……さまざまな悩みを持つ登場人物たちが手に入れた、摩訶不思議な魔道具たち。めでたく悩みは解決できたものの、やがて迎える衝撃の結末とは? 最後まで読むのが怖い! だけど最後まで目が離せない! 本書には、そんな黒くて不気味な短編が10話収録されています。「児童書だから…」と甘く考えていたら、強烈なしっぺ返しを受けること間違いなし!

『やがらす魔道具店と黒い結末』紙面

ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に出演! 話題のショートショート作家・田丸雅智とは?

『やがらす魔道具店と黒い結末』著者

 1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など、児童書に『ヘンな生き物研究所のビックリ結末。』など多数。
 田丸雅智 公式サイト:http://masatomotamaru.com/

田丸雅智著・『へんな生き物研究所のビックリ結末』も好評発売中

『へんな生き物研究所のビックリ結末』書影

 世界中を飛び回って、珍しい生き物ばかりを捕獲する珍種ハンター・ウネリン先生と、小学生の仲良しコンビ・リョウとシンジが繰り広げる大騒動!「大陸ウシ」?「おそうじカメレオン」? 変な名まえがついた珍種たちの驚きの生態とは? マンガと小説を融合させた「カートゥーン小説」だから、読書が苦手でもサクサク読んで楽しめる。そして本書もやはり、ラストにとんでもない結末が待っています!
 https://hon.gakken.jp/book/1020507800

商品の紹介

『やがらす魔道具店と黒い結末』書影

■書名:『やがらす魔道具店と黒い結末』
■著:田丸雅智
■絵:大志
■発行:学研プラス
■発売日:2020年4月16日
■定価:本体900円+税

本書を購入する