1982年から現在も続く、本邦最古参の実話怪談シリーズから究極の選集が完成!
選者は気鋭の怪談師・吉田悠軌。
誰でも一度は体験している「怖い話」の極北
友人と一緒にいて、ふと話題に困ったとき。深夜、タクシーにひとりで乗ったとき。あるいはバーで隣に座った人に、唐突に。
「不思議なこととか、怖い体験をしたことないですか?」
そう、聞いてしまうことがある。
たいていは、金縛りやらラップ音に毛の生えた微笑ましいエピソードなのだが、いずれにしても、誰もが何かしらの「ミステリー体験」をしている事実は興味深い。
1979年に創刊された超常現象専門誌「ムー」の編集部には、文字通りに毎日欠かさず、読者からの奇妙な体験談が送られてくる。幽霊や怨霊との遭遇、不思議な夢や記憶のこと、ふとしたはずみで迷い込んだ異世界について……。
「ムー」は、1982年の月刊化を機に始めた「あなたのミステリー体験」(開始当初は「わたしのミステリー体験」)という投稿コーナーにて、それらを発表してきた。90年代の実話怪談ブーム、いや、稲川淳二氏が怪談「生き人形」を発表する1986年にも先駆けて、「ムー」は一般読者からの怪奇体験談を集めてきたのだ。
今秋に創刊39周年を迎える「ムー」本誌において、今や「あなたのミステリー体験」は最長級の人気連載。当事者の言葉で綴られる「本当にあった奇妙な/恐ろしい/不思議な/理不尽な出来事」は、「ムー」の基礎として息づいている。
30余年にわたって投稿されてきた実話怪談の数々が、『ムー実話怪談「恐」選集』として改めて世に出ることになった。
怪談師・吉田悠軌の選定と解説で浮かぶ「恐怖の系譜」
『ムー実話怪談「恐」選集』の刊行にあたり、選者を務めたのは怪談師・オカルト探偵として活動する吉田悠軌氏。実話怪談の名手として知られる吉田氏によって、80年代から現在まで、祟り・呪いから不条理もの、リアリティある日常ものへと変化していった「日本の実話怪談の変遷」を追いながら読める構成となっている。
さらに、吉田氏による書き下ろし怪談と、投稿怪談の「読みどころ」解説は、投稿怪談の読後をより深いものにする。20年、30年前の個人投稿作品が、民俗学的に興味深い現象を示唆していたり、現在ある怪談の原型となっている可能性などを吉田氏は指摘している。
……そして、「ムー」への投稿体験談をまとめている伝説のライター・T氏へのインタビューも掲載している。T氏は「あなたのミステリー体験」発足当初からの、たったひとりの担当者である。彼は30余年にわたり、毎月欠かさず投稿怪談を読みつづけてきたのだ。普段は表舞台に出ることのない、実話怪談界で最長老の書き手が語る「ムーへの投稿」の秘話は貴重な証言記録である。
本書によって、あなたの身の回りにある不思議な出来事が――これまで意識していなかった奇妙なあれこれが――陽炎のように立ち上ってくることをお約束する。
商品の紹介
■書名:ムー・スーパーミステリー・ブックス『ムー実話怪談「恐」選集』
■選者:吉田悠軌
■発行:学研プラス
■発売日:2018年7月20日
■定価:本体900円+税
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